内田裕也「今までありがとう」「見事な女性でした」 亡き妻・樹木希林さんに感謝と賛辞

[ 2018年9月20日 17:00 ]

樹木希林さんの夫で歌手の内田裕也
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 個性派俳優として映画やドラマ、CMなどで幅広く活躍した樹木希林さん(享年75)が15日に死去してから5日後となった20日、40年以上も別居婚を続けた夫で歌手の内田裕也(78)が報道各社にFAXを送信し、コメントを発表。突然の悲報に、ショックでコメントを出せる状態ではなかったという中、「おつかれ様。安らかに眠ってください」と、感謝の言葉とともに追悼した。

 17日の希林さんの火葬に立ち会っていた裕也は「最期は穏やかで綺麗な顔でした。啓子 今までありがとう」と希林さんの本名で呼びかけて感謝の言葉。さらに、「人を助け 人のために祈り 人に尽くしてきたので 天国に召されると思う。おつかれ様。安らかに眠ってください。見事な女性でした」と最大級の賛辞を贈った。

 内田裕也の追悼コメント全文は以下の通り。

最後は穏やかで綺麗な顔でした。

啓子 今までありがとう。

人を助け 人のために祈り 人に尽くしてきたので 天国に召されると思う。

おつかれ様。やすらかに眠ってください。

見事な女性でした。

内田裕也

平成30年9月20日

 15日午前2時45分に、都内の自宅で、家族にみとられ旅立った希林さん。関係者によれば、容体が急変した14日深夜に、家族が別居中の裕也に連絡を入れ、声が聞こえるようにと携帯電話のスピーカーをオンにセット。裕也は意識が薄れゆく希林さんに呼び掛けたという。突然の悲報に、ショックでコメントを出せる状態ではなかったという裕也。17日の家族葬でも憔悴(しょうすい)し切った様子を見せていた。

 希林さんは73年に裕也と再婚したが、1年半で別居。81年に裕也が一方的に離婚届を区役所に提出したが、離婚無効の訴訟を起こして話題を呼んだ。結局離婚は成立せず、ずっと別居生活が続いたが、型破りな亭主をずっと愛し続けた。08年には一緒に京都・祇園祭に出掛け手をつないで街歩き。「お互い目が悪いから」と照れ隠しで言い訳していた。

 関係者によると、自宅にはいつ帰ってきてもいいように裕也の部屋があり、希林さんの寝室にはパネルにした大きな写真が飾られている。8月にフジテレビ系で前・後編で放送された「ザ・ノンフィクション 転がる魂 内田裕也」では崔洋一監督(69)の依頼に応えてナレーションを務めていた。

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