“格闘系美少女”森脇なな 映画初ヒロインに「これを機に明るくなりたい」

[ 2018年8月2日 21:06 ]

福島を舞台にした「それぞれのヒーローたち」で初の映画ヒロインを務める森脇なな(右)といわき市出身の俳優・飯田悠仁
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 福島県を舞台に高校野球に打ち込んだ球児2人の青春と生き様を1人の女性の目線で描いた映画「それぞれのヒーローたち」(監督渡邉世紀)の製作発表会見が2日、同県いわき市で開かれ、主演の西村和彦(51)、ヒロインの森脇なな(19)らが出席した。

 1983年に全国大会準優勝を果たした平工業高校軟式野球部のエースで現双葉町議の高萩文孝氏と、当時の同校硬式野球部員で後にいわき海星の監督として甲子園に出場した若林亨氏をモデルにした作品。当時の軟式野球部マネジャーだった高梨由美さんが原作、企画、プロデュースを一人で務め、「被災地から日本を元気にするプロジェクト〜FROM Fukushima〜」実行委員会が製作する。

 ポカリスエットCM「アオくなれ篇」のメインキャストを務める森脇は初の映画ヒロインで、高梨さんがモデルの竜崎由美を演じる。「初めてお会いした高梨さんの印象は明るくて人との関わり方が上手な方。私は真反対の性格なので、これを機に明るくなりたい」抱負を語った。

 大阪出身で、ボクシングの前WBO女子世界アトム級王者の池山直(48)を伯母に持ち、自身も特技は空手という格闘系美少女。ロケハンにも同行するなどクランクイン前に2度も福島に足を運び、東北弁のイントネーションに苦労しながらも役作りに励んできたという。

 主人公の高萩氏を演じる西村は「実在の人物、それも自分と同世代の人を演じるプレッシャーはある」と言いつつ「あえてご本人とはお会いせず、シナリオで勝負したいと思った。演出家と出演者の共同作業で作品を作り上げていけたら」と意気込みを語った。

 いわき出身の歌手Toshie(39)が主題歌を担当、平工軟式野球部OBの若手俳優・飯田悠仁(21)も出演する。映画は10月公開予定。

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2018年8月2日のニュース