桂文珍 ことし“古希”も「自分の感覚では70代が黄金期」2020年に大きな落語会を計画と明かす

[ 2018年6月13日 17:04 ]

米朝首脳会談での合意文書署名シーンを真似て笑わせた桂文珍
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 落語家の桂文珍(69)が13日、大阪市内で36回目を迎える独演会(8月8日、大阪・なんばグランド花月)の開催会見を開いた。

 高座でも会見でも時事ネタを巧みに盛り込む名人は、この日も登場するなり、チラシを挟んだファイルを物々しく開けて「さきほど署名をいたしました。落語会をするという声明を発表します」とニヤリ。前日に行われた米朝首脳会談の合意文書署名シーンを再現し、笑わせた。

 恒例の“88独演会”。今年は、落語作家・小佐田定雄氏(66)とともに古典を新作として復活させた持ちネタ「星野屋」を演じる。同演目は8月9日から東京・歌舞伎座で開幕する「八月納涼歌舞伎」で、新作歌舞伎「心中月夜星野屋」として中村七之助(35)らが演じる。「1日前に私がやります」と笑い、ネタが歌舞伎に生まれ変わることを「ありがたい。相乗効果で、互いに影響し合えたら面白い」と期待した。

 ことし“古希”を迎える。「“落語家は60代”と先輩に聞いていたが、自分の感覚では70代が黄金期。ここから10年がオモロイんちゃうかな」と笑顔。「命があれば、東京五輪がある2020年、言葉のアスリートとして肉体のアスリート達に負けないよう、大きな落語会を計画している」と構想を明かしていた。

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2018年6月13日のニュース