朝ドラ「まんぷく」異例の子役起用なし 32歳ママ・安藤サクラが演じる18歳役「とても不安」

[ 2018年5月1日 13:38 ]

10月1日スタートのNHK連続テレビ小説「まんぷく」がクランクイン。(左から)松下奈緒、安藤サクラ、松坂慶子、内田有紀
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 平成30年度後期のNHK連続テレビ小説「まんぷく」(10月1日スタート)が1日、大阪市内の同局でクランクイン。主演の安藤サクラ(32)と松下奈緒(33)、内田有紀(42)、松坂慶子(65)が取材会に出席した。

 第1回放送分から収録を開始。NHK朝ドラでは通常、子役を起用して主人公らの幼少期からスタートすることが多いが「子役シーンのない今回は極めて異例」と同局は説明した。NHK朝ドラ史上初の「ママさんヒロイン」である安藤。ヒロイン・福子役の18歳当時を演じており、開口一番「18歳というところがとても不安ですが」と切り出し「正直に言いますが、私は32歳の子持ちです。悪あがきしてもしようがない。すみませんと思いながら、18歳を楽しみたいと思ってます。逆に笑っていただければ幸いです」と出演者、スタッフから笑いを誘った。

 安藤は生後10カ月の娘を同伴。NHKはこの日から局内に“キッズスペース”を新設した。危険防止のマットを敷き、オモチャを備えるなど、万全の態勢で「ママさんヒロイン」をバックアップする。東京放送局にもないそうで、一般職員も利用可能だ。“働き方改革”の一環として例年5月中旬から下旬にクランクインしていたのを、5月1日に繰り上げ、撮影期間を延長。「1日の撮影時間をなるべく短くしようという努力目標です」と制作統括の真鍋斎チーフプロデューサーが説明した。

 ドラマは、インスタントラーメンを発明したことで知られる「日清食品」の創業者・安藤百福氏と、妻・仁子氏の半生がモデル。3姉妹の次女・香田克子役の松下は「長い、短いあっという間の10カ月が始まるんだな、という気持ち。朝から妊婦さんで、3人の子どもたちがいて、いきなり初日からてんやわんやでした」と笑顔を見せた。3姉妹の長女・今井咲役の内田は「朝の15分間、温かい気持ちで心もまんぷくになれるように、家族全員で一丸となって頑張ります」と決意表明。3姉妹の母・今井鈴役の松坂は「勢いのある大阪が舞台。私はいつもの1・5倍の速さで頑張ろうと思います」と話した。

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2018年5月1日のニュース