草刈正雄“二枚目封印”7年ぶり映画主演、ラジオ体操奮闘の定年オヤジに

[ 2018年5月1日 06:50 ]

映画「体操しようよ」でジャージー姿でラジオ体操する主人公を演じる草刈正雄
Photo By 提供写真

 俳優の草刈正雄(65)が、主演映画「体操しようよ」(監督菊地健雄、11月9日公開)でジャージー姿でラジオ体操に挑戦する。

 定年退職し、ラジオ体操を通じて地域や家族との関わり方を見つめ直す役どころ。二枚目俳優の代名詞で、16年のNHK大河ドラマ「真田丸」では知略あふれる武将役で脚光を浴びた草刈の意外な姿が話題を呼びそうだ。

 妻に先立たれ娘と二人三脚で家庭を築いてきたシングルファーザーが、定年退職後に娘から「新しい主夫はお父さん」と宣言され初めての家事に悪戦苦闘。地域デビューを果たし、地元の公園でラジオ体操に参加して、さまざまな世代の人たちと出会い、マドンナにほのかな恋心を抱く。

 アルバイト先で着ぐるみ姿になるシーンもあり、人生の第2ステージに挑む男性の悲哀をコミカルに描く。「チャーミングさも持ち合わせ、役に対して意外性のある俳優」(製作サイド)として草刈に白羽の矢が立った。

 映画主演は11年の「歌うヒットマン!」以来7年ぶりで「久しぶりの映画主演で新鮮な気持ちです」と気合十分。5月上旬に始まる撮影に向けて連日ラジオ体操を練習中。「60歳を過ぎて初めての家事と地域デビューというテーマが面白いと思いました」と役柄に共感を寄せ、「僕も60歳を過ぎてから若いときとは違った渋い役に出合え、いい脚本に恵まれ充実した役者人生です。撮影を楽しみにしています」と話している。

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2018年5月1日のニュース