脊髄損傷と闘う滝川英治 口を使ってブログ執筆「999年分泣いた」

[ 2018年3月3日 16:50 ]

俳優の滝川英治
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 昨年9月、ドラマの撮影中に自転車で転倒し、脊髄損傷と診断された俳優の滝川英治(38)が3日、自身のブログを更新。後遺症に苦しめながらも腕の可動範囲が少しずつ広がるなど回復が見られる現在の状況を明かした。

 滝川は舞台やテレビで活躍する俳優で、フリーアナウンサー滝川クリステル(40)のいとこ。昨年9月15日、山梨県笛吹市の県道でBSスカパー!のドラマ「弱虫ペダルSeason2」の撮影のため自転車に乗り、縁石に衝突して転倒する事故を起こしてドクターヘリで現場から搬送され、すぐに手術を受けたものの脊髄損傷と診断され、現在闘病中だ。

 「『ヤベェ!!』一瞬の出来事でした。『あれ?動かねー』首から下が全く動かない。目の前に広がる青空。ドクターヘリで運ばれ緊急手術。何とか一命はとりとめました」と事故当時を振り返った滝川。脊髄損傷で首から下が動かせない自身の状態に「999年分泣いた」という。

 脊髄損傷の後遺症は深刻で「少しでも頭を起こすと血圧が60以下に下がり、めまいや頭痛がひどい。車イス乗るのには時間かかりました。自分の体の温度調節が難しく、高熱も出やすくなり40℃の熱で3日間寝たきりに…治ってもその一週間後にまた熱が…」という日々。だが、1か月後、左親指が微かに動いたことから体に変化が起きる。

 「左腕は徐々に動かせる範囲が大きくなりました。そして全く無だった右腕…昨年末頃から感覚が出てきたんです。さらに右手指の感覚が1本2本と…今は5本指しっかり感覚が出てきました」。右手の指は動くところまではいっておらず「このブログは、口を使って書いてます」と明かしたが、「奇跡は起きるんじゃなくて、起こす!」「俺は、絶対に諦めません!!」「ゼロからスタートや!」と前向きにつづった。

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