映画「娼年」松坂桃李が次々に官能シーン 桜井ユキ、荻野友里、大谷麻衣らと 場面写真公開

[ 2018年2月16日 10:00 ]

(上段左から)佐々木心音、桜井ユキ、馬渕英里何(下段左から)荻野友里、江波杏子、大谷麻衣(C)石田衣良/集英社 2017映画「娼年」製作委員会
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 俳優の松坂桃李(29)が主演を務め、鬼才・三浦大輔監督による性描写も注目される映画「娼年」(4月6日公開)に女優の桜井ユキ(31)馬渕英里何(38)荻野友里(35)佐々木心音(27)大谷麻衣(29)江波杏子(75)が出演。6人の場面写真が披露された。松坂は6人と次々に官能シーンを展開。刺激的な場面は本編の半分以上を占める。

 原作は、2001年の直木賞候補にもなった作家・石田衣良氏の同名恋愛小説。性の欲望をありのままに描く刺激的な内容に加え、さまざまな女性たちと体を重ねて向き合い、自らも成長と変化を遂げる主人公の娼夫リョウの姿を繊細に紡ぎ、多くの女性から共感を集めた。

 16年8月に三浦監督演出、松坂主演により舞台化され、一糸まとわぬ出演者の熱演が大きな反響を呼んだ。困難と言われた映画化に、2人が再びタッグを組んだ。

 大学生活や女性との関係にも充実感を感じられず、バーテンダーのバイトに明け暮れる森中領(松坂)。ある日、領の中学校の同級生でホストクラブに勤める田嶋進也(小柳友)が御堂静香(真飛聖)という女性ををバーに連れてきた。

 「女なんて、つまんないよ」とつぶやく領に興味を持った静香は、仕事終わりの彼を待ち受け、自分の家に招き入れる。領の目の前に現れたのは、耳が聴こえない謎の女性・咲良(冨手麻妙)。静香は領に、咲良とのセックスを促す。それは、実は静香がオーナとして手掛ける女性のための会員制ボーイズクラブ「Le Club Passion」に入るための“情熱の試験”だった…。

 6人はそれぞれの欲望や思いを抱え、クラブの客として登場。リョウは彼女たちを“受け入れる”。

 桜井はリョウと同じ大学に通う白崎恵役。昨年公開の映画「THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY―リミット・オブ・スリーピング ビューティ―」で初主演し、高橋一生(37)と共演した。

 馬渕は、ある条件でしか快感を得られないキャリアウーマン・イツキ役。代表作はフジテレビ「白線流し」など。数々のドラマ、映画、舞台で活躍している。

 荻野はセックスレスの主婦役。平田オリザ氏(55)を中心に旗揚げされた劇団「青年団」に所属。昨年はフジ“月9”「コード・ブルー〜ドクターヘリ緊急救命〜THE THIRD SEASON」に出演した。

 佐々木は西岡徳馬(71)演じる泉川の妻・紀子役。グラビアアイドルとしても活躍し、映画「フィギュアなあなた」などに出演。

 大谷はクラブの常連・ヒロミ役。リョウの最初の相手となる。フジ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」や映画「SCOOP」など、幅広く活動。

 江波は老女役。舞台版に続く出演となった。1959年、大映入社。「女賭博師」シリーズが17本製作され、大映の看板スターに。以後、第一線を走り続けている。

 三浦監督は演劇ユニット「ポツドール」を主宰し、センセーショナルな演目が話題に。06年には「愛の渦」で“演劇界の芥川賞”と呼ばれる「岸田國士戯曲賞」に輝いた。映画は「愛の渦」「何者」などでメガホン。今作については「性描写に関しては一切妥協せず、でも生々しいエロティシズムを排除して、よりポップに描き切ったつもりでいます」とコメントしている。

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