伊東蒼 難役振り返り12歳感涙、新人賞に新藤監督駆け付け祝福

[ 2018年2月16日 06:30 ]

毎日映画コンクール表彰式 ( 2018年2月15日    ミューザ川崎シンフォニーホール )

毎日映画コンクール表彰式 スポニチグランプリ新人賞を受賞した伊東蒼
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 スポニチグランプリ新人賞に選ばれた「島々清しゃ(しまじまかいしゃ)」出演の伊東蒼(12)はさらなる飛躍を誓った。

 毎日映コン史上2番目の若さでスポニチグランプリ新人賞を射止めた12歳の伊東は赤いドレスに身を包んで登壇。「撮影中、私が役の“うみちゃん”のことで悩んだ時に、主演の安藤サクラさんやスタッフの皆さんにいろいろなことを教えてもらい、最後まで“うみちゃん”でいられました」と声を震わせて感涙。会場からひときわ大きな拍手が湧いた。

 対象作は沖縄を拠点に活動する作曲家・普久原恒勇氏の名曲「島々清しゃ」がつなぐ人と人との絆を新藤風監督(41)が丁寧に紡いだ人間ドラマ。耳が良すぎて少しの音のズレでも頭が痛くなる少女を自然に演じた。

 その新藤監督が祝福に駆けつけ、「オーディションの時にお芝居に引き込まれました。安藤さんも“このまま真っすぐに育ってほしい”と期待しています」と伊東の将来に太鼓判を押した。

 4月からは中学生。女優業と勉強の両立はもちろん覚悟の上。まだ発表前だが、年内に公開を控える映画と、撮影中の作品がある。「伊東蒼という名前を聞いたら、この顔を思い出してもらえるように頑張ります」と決意表明して締めくくった。

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