桂春之輔 大名跡「春団治」襲名に緊張感 酒も味せず「店のママさんだけ喜んでる」

[ 2017年12月4日 13:17 ]

大阪松竹座の前で「桂春団治」の看板を掲げる桂春之輔
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 「春之輔 改メ 四代目桂春団治襲名披露公演」の制作発表会見が4日、大阪市内であり、来年2月11日の大阪松竹座を皮切りに北海道から東京、名古屋、福岡まで全国10カ所以上で開催されることが松竹芸能、桂春之輔(69)から発表された。

 四代目春団治襲名披露公演は大阪松竹座でスタート。上方落語協会会長の桂文枝(74)、桂きん枝(66)、桂文珍(68)や、東京から柳家小さん(70)、落語協会会長の柳亭市馬(55)らが口上に参列する。春之輔が演じる題目は三代目が生前に「将来、お前のモノになると言って頂いた」と褒められたネタ。「今はまだ明かせないが、三代目とは違うネタをやらせてもらう」と話した。

 春之輔は大名跡襲名を発表してから体重も少し減り、好きなお酒もあまり味がしないそうだ。「襲名をうれしいと思ったことは一度もない。ずっと緊張しっ放しで。いつまで続くか不安」と春之輔も嘆き節だ。知り合いからお祝いに、とシャンパンをご馳走になっても「嬉しいと思ったことはない。店のママさんだけが喜んでる」と笑わせた。

 三代目春団治夫人に「辞退したい」と相談したが「アホなこと言うな」と一喝されたという。一世を風靡(ふうび)した“春団治”の名前のプレッシャーは計り知れないが「三代目も初代、二代目とは180度違った。自分の形で進んでいきたい。自分はワンポイントのショートリリーフ。(次の)五代目を見事に作り上げたい」と大名跡継承を目標に進む構えだ。

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