“ひふみん節”で激動1年回顧 紅白内定?「それはくみ取って」

[ 2017年12月4日 05:49 ]

日めくりカレンダー「よろこんでいきる まいにちひふみん」の発売イベントに出演した加藤一二三・九段
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 将棋の加藤一二三・九段(77)が3日、都内で行われた日めくりカレンダー「よろこんでいきる まいにちひふみん」(パルコ出版)の発売記念イベントに出席した。NHK紅白歌合戦の出演をにおわせる発言や生歌も飛び出すなど、ユーモアあふれる“ひふみん節”で今年の活躍を振り返った。

 「ひふみ(一二三)んの日」とも読める12月3日。自身の言葉をたっぷり詰め込んだ日めくりカレンダーの中身以上に、加藤の口は滑らかに動き続けた。

 イベント前の会見で、今年うれしかったこととして、古坂大魔王(44)がプロデュースした楽曲「ひふみんアイ」の誕生を挙げ「金矢倉〜、銀矢倉〜」と一節を歌い始めた。「古坂先生は紅白を狙うとおっしゃったけど、いまのところ選ばれてない。私は素人ですから」としながらも「何かの形で連絡があったら?」と問われると「それはくみ取ってください。ノーコメント」と意味深な返答。すでに出演が内定しているが話せないとも取れる発言に、報道陣は一時ざわついた。

 所属事務所は「今のところ何も決まっていない」と否定した。それでも今年を代表する一人として、紅白の審査員やゲストに選ばれてもおかしくない存在。出演へ前向きと映るこの日の対応に今後、NHKが動きだすかもしれない。

 6月に現役を引退したが、自身のプロ入り最年少記録を破った藤井聡太四段(15)の活躍も重なり、タレントとして引っ張りだこに。イベントやテレビ、CM出演を多数こなし、女子大の客員教授として教壇にも立つなど多忙な日々を送り「幸せいっぱいな一年だった」と回顧した。11月上旬には胆石性急性胆嚢(たんのう)炎で手術、入院したが「もう健康上の不安はない。仕事のし過ぎではありません!」と完全復活を宣言した。

 今月1日には愛称「ひふみん」が「2017ユーキャン新語・流行語大賞」でトップテン入り。「本当にうれしい」と喜んだ。

 芸能界での自身については「新人だけど、中堅のタレントですね」と珍分析。「(ライバルとして)気になるのは林修先生。林先生は博学なので、私は雑学でいろんなことを表現していきたい」と最後までひふみんワールド全開だった。

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