元人気オールナイターズの芸能事務所社長が語る“放課後の雰囲気”の魅力

[ 2017年11月26日 11:00 ]

「アイドルにさせといて!」の初回放送に出演した前列左は河上英里子、右は池田裕子。中列左から本間菜穂、前野えま、石田美羽。後列左は須田理夏子、右は桑原優妃
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 “平成のおニャン子”を目指す配信番組が始まった。隔週日曜に「FRESH!By CyberAgent」でライブ配信される「アイドルにさせといて!」。

 12日の初回では「ミスフラッシュ2013」グランプリの池田裕子(30)、アイドルユニット「A応P ZERO」で活躍中の河上英里子(18)の司会の2人を中心に、現役中学生や高校生のタレントが部活をイメージしてトークを展開した。

 現役女子大生が主役で、サークルのノリだったフジテレビ「オールナイトフジ」(1983〜91年放送)、現役の女子高生や女子大生がさまざまなコーナーや企画に出演した同「夕やけニャンニャン」(1985〜87年)に漂っていた放課後の雰囲気を思い出す。

 実は今回の企画、プロデューサーとなっているのが「オールナイトフジ」の元出演者。制作している芸能事務所「ベリーベリープロダクション」の社長、阿部由美子氏は元人気オールナイターズだった。

 番組で注目コーナーになりそうなのは「アイドルを探せ!」と題して、12〜22歳の女性の新人発掘企画。「夕やけニャンニャン」では番組内オーディションからアイドルグループ「おニャン子クラブ」が生まれている。「アイドル…」では初回までに200人以上が応募したという。今後、番組ツイッターにアップされた動画のリツイート数やコメント数、2回目以降に始める動画配信サービス「生テレ」のアクセス数などでレギュラー出演が決定する。

 阿部社長は「80年代のパワーを知ってもらいたいと思いました。タレントは張り切ってなんぼなので、自由な雰囲気でやれる番組にしています」と説明。「中高生のレギュラー出演番組がテレビでは限られている中で、カメラに映ることに慣れるという育成の意味もある」とも話している。

 フレッシュさと懐かしさが生む番組。どんなものが飛び出すか、楽しみにしたい。(記者コラム)

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