the band apart 全国18カ所ツアー完走!「来年の20周年 “実りの秋”に」

[ 2017年11月26日 19:08 ]

全国ツアーを完走したthe band apart(photo by 森好弘)
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 ロックバンド「the band apart」が、今年7月にリリースした8枚目のフルアルバム「Memories to Go」を引っ提げ、9月から全国18カ所でツアー「SMOOTH LIKE BUTTER TOUR」を展開、このほど大阪BIG CATでの千秋楽公演で無事完走を果たした。

 ツアー最終日の18日は、満員のファンの熱気も手伝って、メンバーもスタートからヒートアップ。新譜の「Memories to Go」の曲順通りに1曲目から10曲目までを披露。普段のライブでは、あまりコンセプトを持たずに曲順が決められるだけに、これにはファンも新鮮だったようだ。後半は発売年度の新しい音源から時代をさかのぼり計18曲を届け、最後は鳴り止まない拍手の中、さらにアンコールで「flower tone」「夜の向こうへ」を演奏した。

 MCも“舌好調”。ベース原昌和は「CDが売れねーんだよ!」とボヤきとも逆ギレとも取れる一言から、「絶滅危惧種の俺たち(バンド)を救うためには、募金が必要。ただし募金額に応じて輪っか(シリコンバンド)や手ぬぐいを、赤い羽根募金よろしく差し上げます」「B’zになりてー!!」と特有の切り口でグッズの宣伝をした。

 ボーカル&ギターの荒井岳史は来年バンド20周年を迎えるに当たり、真摯にファンの声援に応えていたが、ドラム木暮栄一はツアーを完走したことに「実りの秋にファイナルを終え、とても収穫の多いツアーとなりました。来年の20周年にはバンドとしての“実りの秋”になるように、日々精進していきたいと思います」と、今回のツアーが節目の年への大きなステップになったことを口にした。

 12月20日には2枚目のアコースティックアルバムの発売。来年2月にはアコースティックバンドセット名義のthe band apart (naked)で初となる東京・大阪ビルボード、名古屋ブルーノートでのワンマン公演も告知された。20周年に向けて今後の活動に注目が集まる。

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