テレ朝社長　野際陽子さんに感謝「大変貢献いただいた」　「やすらぎの郷」が遺作

野際陽子さん
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　テレビ朝日の角南源五社長（６０）が４日、東京・六本木の同局で定例会見を行い、肺腺がんのため亡くなった女優の野際陽子さん（享年８１）へ感謝の言葉を述べた。

　角南社長は「野際陽子さんには数多くのドラマ、旅番組などに出演、放送番組審議会委員も５年間務めていただき、テレビ朝日に大変貢献いただいた」と感謝。「心からご冥福をお祈りいたします」とコメントした。

　野際さんは最後まで女優魂を貫き、出演中だった「やすらぎの郷」（月〜金曜後０・３０）も５月７日まで収録を行い、出演部分は撮り終えた。その翌日の同８日に入院し、そのまま退院することはなかった。遺作となった「やすらぎの郷」では、訃報が伝えられた翌日６月１６日の放送では、「６月１３日、野際陽子さんがお亡くなりになりました。心よりご冥福をお祈り申し上げます」と追悼テロップが表示され、野際さんの出演シーンも放送された。野際さんは２１日まで出演した。

　野際さんは同局で「やすらぎの郷」のほか、「ＴＲＩＣＫ」シリーズ、「必殺仕事人」シリーズ、「ＤＯＣＴＯＲＳ　最強の名医」シリーズなど、さまざまな作品に出演。ドラマのほかにも、旅番組「旅の香り〜四季の名宿めぐり〜」の司会も務めている。