ASKA 引退“否定” 音楽活動再開に意欲「自費出版でも」

[ 2016年1月10日 13:05 ]

歌手のASKA

 2014年9月に覚せい剤取締法違反罪で有罪判決を受けた歌手のASKA(57)が9日夜、1冊の本のような長文のブログを発表。沈黙を破って事件について初めて口を開き、音楽活動再開への意欲を示した。

 判決後、楽曲制作に没頭し、フルアルバム約5枚分の楽曲、110編を超える散文詩が揃っているという。「まだレコード会社、出版会社などはどこも決まっておりません。執行猶予が解けるまで活動するべきではないという意見もあります。しかし、私は活動することを選びました」と強い意思を記した。

 「このまま引退することが当然だ」というコメンテーターの発言も耳に入ったというが、これを“否定”。

 「誤解を受けたままステージに立つことはできません。いつ活動を再開できるのかはまだ霧の中ですが、一生を賭けた音楽生活。ここで歩みを止めるわけにはいきません。日々進んでいる、生まれている楽曲を早く皆さんの元へ届けることができますように、という願いで毎日を過ごしております。現在、レコード会社との契約はありません。自費出版でも構わないと思っています。1年間で最低でも2枚のアルバムを発表したいと考えております」と具体的なプランもつづった。

 ブログは「皆さまへの謝罪」「どうしてこういうことになったのかの経緯」「冤罪の訴え」の3つをテーマに「1序章」から始まり「20追記」までの20項目。それぞれの項目が長文で構成されている“大作”。薬物を入手した際の生々しいやり取りなどが記されたブログは10日のうちに削除された。

 関係者によると、ブログはASKA本人が書いたもので、周囲の人間がブログに気づき、削除したとみられる。

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2016年1月10日のニュース