スピルバーグ映画のパリプレミア中止 国境封鎖で移動できず

[ 2015年11月16日 07:55 ]

ベルリンで行われたプレミアに登場したスピルバーグ監督(中)、トム・ハンクス(左)とエイミー・ライアン(AP)

 テロの恐怖は映画界にも及んだ。パリ市内では15日夜、スピルバーグ監督、トム・ハンクス(59)主演の「ブリッジ・オブ・スパイ」のプレミア試写会が予定されていた。会場がテロ現場に近く、観客の移動手段が確保できないことなどから急きょ中止が決定。プレミアにはスピルバーグ監督、ハンクスも参加予定だった。

 同作は、冷戦状態にあった1950~60年代のドイツ・ベルリンで、一人の弁護士が世界の平和を左右する米ソのスパイ交換を請け負うサスペンス。

 テロが発生した13日には映画の舞台となっているベルリンでプレミアが行われ、スピルバーグ監督、ハンクスが参加。終了後、スピルバーグ監督ら一行がフランスへ向かって移動を始めたころ、パリでテロが発生。オランド大統領が国境を封鎖したため、入国できなかったという。

 くしくもテロが起こる約6時間前、ベルリンで行われた記者会見でスピルバーグ監督は「欧州は難民問題、新たな戦争など不安を抱えている。各国首脳にメッセージを」とリクエストを受けていた。スピルバーグ監督は、同映画が平和をテーマにしていることを念頭に置き「いま世界で起こっていることには、思いやりの心を持って対処するべき。思いやりの心が薄れている」とコメントしていた。

 同映画は来年の米アカデミー賞の最有力候補といわれている。日本公開は来年1月8日。

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