大林素子 快さん訃報に後悔にじませる「もっと気遣っていれば…」

[ 2015年11月16日 18:10 ]

沈痛な面持ちで阿藤さんとの思い出を語る大林素子

 元バレーボール日本代表でスポーツキャスター・タレントの大林素子(48)が俳優の阿藤快さん(享年69)の訃報を受け16日、都内で会見を行った。

 阿藤さんとは今月1日まで行われた舞台「MOTHER マザー~特攻の母鳥濱トメ物語~」で共演。大林はこの日朝、舞台共演者から連絡があり、訃報を知ったという。1日の千秋楽で会ったのが最後だった。「すごいびっくりしました。まだ信じられないところがある。気持ちの中では受け入れられていない」」と沈痛な表情で心情を明かした。

 阿藤さんは気丈に公演をこなしていたといい、「まったくそんな(体調が悪い)そぶりをみせなかった。全部今思えば…ということばかり」と振り返った。「思い出したのが地方公演に行った時に、大阪で2回病院に行かれてた。2回目の病院が良かったみたいで『薬が効いてすごく元気なんだよ』って言ってたので『ご病気なんですか?』って聞いても『年だから』」とはぐらかされたことを明かした。「あれが何かのサインだったのかな、もっと気遣ってあげられてたらと思って胸が痛みます」と後悔をにじませた。

 しかし「舞台の稽古中にドラマも入ってたので、本当にハードだったのに弱音を吐いたりとかはなかった。だから“なんで?”と言う感じです」と惜しんだ。「大らかで優しいイメージだけど、裏ではすごい努力する方」と人柄を明かし、「最後に一緒にお芝居させていただいたことは本当にありがたい。役作りのアドバイスをいただけたことは財産です。言われたことを胸に頑張る。ありがとうございました」と感謝。そして「本当にもう一回お話したいし、お芝居したいですね」と願いを口にしていた。

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