瀧本美織 看護師役に「新鮮でした」もスタッフに思わずツッコミ

[ 2015年11月16日 18:16 ]

NHKドラマ ドラマ10「わたしをみつけて」第1回試写会に出席した瀧本美織

 女優の瀧本美織(24)が16日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた主演ドラマ「ドラマ10わたしをみつけて」(24日スタート、NHK総合、火曜後10・00)第1回試写会に共演の古谷一行(71)らと出席した。

 中脇初枝氏の同名小説が原作。病院を舞台に、生後まもなく親に捨てられた過去を持つ看護師が看護師長の藤堂(鈴木保奈美・49)、入院患者の菊地(古谷)らさまざまな人と出会い、次第に自分の殻を破って成長してく姿を描く感動作。

 瀧本は過去の経験から上にも下にも目立つことのないよう、淡々とそつなく仕事をこなすも、人と深く関わろうとしない准看護師・弥生を演じる。「あまりやってこなかった(役どころな)ので、役を通してまたこんな自分がいるんだ!と、新しい自分の顔が見られて新鮮でした。あまり違和感なく役に溶け込めた」と笑みを浮かべた。

 看護師を演じるにあたり、「過酷だなというイメージがもともとあった」という瀧本。「ドラマが決まって、撮影に入る前に気持ちが大事だから医療のシーンはそんなにやらないと言われていたのに、ガッツリやっているじゃないですか!みたいな」と制作スタッフに思わずツッコミを入れつつも、「医療関係者の方に隅々まで手取り足取り教えていただいた。すごくリアルな医療の現場も再現されていると思う」と充実の表情を浮かべた。

 師長役の鈴木とも初共演。鈴木の印象について「藤堂師長はいつどんな時でも笑顔でいる人で、笑顔が毎回違うのが演じていて伝わってきて、純粋に凄いなって思った。保奈美さんご自身も太陽のような笑顔の方なので、本当にこの師長の役にとっても合っている」と話した。

 一方、古谷は「NHK大阪での仕事は20年以上ぶり。(暑い時期の撮影も)うまく乗り切れた。凄く繊細なシーンとかはじっくり待ってくれて、それが印象的だった。じっくり作ってくれた」とコメント。印象的なシーンとして瀧本が九九を書いた手帳を見て泣き出すシーンを挙げ、「凄く大事なシーンなので時間をかけた。見事に演じていたと思う」と瀧本の熱演に太鼓判を押した。

続きを表示

この記事のフォト

2015年11月16日のニュース