宇津木姉のめぐみ 10月に“リトルなでしこ”出産

[ 2015年7月6日 05:30 ]

なでしこMF宇津木瑠美の姉で、フットサル選手、タレントの宇津木めぐみ。子どもたちを指導する横浜市都筑区のフットサル場「テアトロスタジアム」で

 サッカー女子W杯カナダ大会の決勝は、きょう6日午前8時(日本時間)に行われる。米国との決戦を前に、縁のある人々が5日、なでしこジャパンにエールを送った。MF宇津木瑠美(26)の姉で、タレントでもあるフットサル選手の宇津木めぐみ(27)はおなかの子供とともに連覇を願った。

 宇津木めぐみは、長女有香さん(32)、長男陽平氏(29)に続く4人きょうだいの次女。瑠美とは1歳違いで、仲が良く、中学まで同じチームで競い合った。「妹が代表入りして10年。今までで一番、出場時間が多くてうれしい。大好きなボランチの位置で楽しんでプレーして」と活躍を祈った。

 妊娠8カ月。本紙の取材に、10月に第1子の女の子が誕生すると明かし「なでしこですよ!なでしこ」と満面の笑み。W杯開幕直後の6月上旬に、性別が判明し、瑠美に明かしたところ「運動神経いいかなあ?」と、姪(めい)っ子のなでしこ入りをひそかに期待している様子だったという。

 めぐみは、タレント活動もしているが、神奈川県リーグ1部の女子フットサルチーム「テアトロ ビジュウ」の現役選手で、県選抜に何度も選出されている。中学時代は、妹と一緒に日テレの下部組織で活躍した。湘南学院高女子サッカー部で全国大会にも出場したが、持病の椎間板ヘルニアの悪化もあり、なでしこの道は断念した。

 それだけに妹の活躍に目を細める。「あのピッチに立てるのはうらやましい。一生懸命戦ってくれているのを見ると本当にうれしい」。今大会、途中出場が多いMF澤穂希(36)に代わり、中盤に安定感をもたらす妹のプレーを見守っている。

 「私は目立ちたがり屋だけど、瑠美はあまり前に出たがらない性格。だけど、今大会はプレーに良さが出ている」と成長した妹にたくましさも感じている。「この調子で決勝も臨んでほしい」とチームを勝利に導く姿を、“2代目なでしこ”とともに楽しみにしている。

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