フジ 米動画配信向けに番組制作「テラスハウス」新シリーズに連ドラ

[ 2015年6月17日 14:29 ]

ネットフリックスのグレッグ・ピーターズ社長(右)とフジテレビの大多亮取締役

 フジテレビは17日、日本で今年秋にサービスを始める米動画配信大手のネットフリックスに向け、オリジナル番組を制作すると発表した。会員数が50カ国で6200万人に上る同社に対し、日本の放送局が番組供給に乗り出すのは初めて。

 第1弾として、人気リアリティー番組「テラスハウス」の新シリーズと、新作の連続ドラマ「アンダーウェア」を制作。ネットフリックスで先行配信した後、地上波でも放送する予定。

 会見に出席したフジテレビの大多亮(58)取締役は「話しているとコンテンツへの愛が深いのが1つ。2つめはターゲットが10代20代の若い層を狙っている。フジテレビが得意とするターゲットでもあるのでそういう親和性もある」とパートナーシップに至った経緯を語った。

 2社は動画配信ではライバル関係であるが、大多取締役は「ライバルといえばライバル。動画配信してるところはみんなライバルになるが、ネットフリックスさんは月額、うちは一話何百円という形なので住み分けはできているのかな」と語り、ネットフリックスのグレッグ・ピーターズ社長も「ライバルという狭い視野でなく広い視野でこのプロジェクトを考えている」と語った。

続きを表示

2015年6月17日のニュース