井上真央 大河後半へ覚悟語る「命がけで取り組まないと」

[ 2015年6月3日 18:05 ]

「花燃ゆ」特別展の開会式に出席した井上真央

 女優の井上真央(28)が3日、墨田区横網の江戸東京博物館で4日からスタートする主演のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」特別展の開会式に出席した。

 「花燃ゆ」は井上演じる主人公、吉田松陰の妹・文(ふみ)が幕末の動乱の中、強い絆で困難を乗り越えた家族愛、松陰の志を継いだ若者たちの青春群像を描く大河ドラマ54作目。初回(1月4日)に16・7%でスタートするも、1ケタ台を記録するなど苦戦が続いている。

 クランクインは昨年の8月で、放送開始から5カ月が経過。文について井上は「文自身は何かを成し遂げたわけではないが、改めて人に尽くした女性だった」。文は最初の夫である久坂玄瑞と死別し、久坂美和として毛利家の奥女中として仕えた。

 松下村塾の塾生たちに囲まれていた男ばかりの現場とは打って変わって、現在は女性たちに囲まれての撮影となっている。「まったく違うんです、雰囲気が…」と話した井上。今までは男の人がいっぱいいたのに、今度は華やかな着物をまとった方たちがたくさんいて、まるで違う現場。新しい作品に挑んでいるような気がしています。女性ならではの会話もできて楽しい部分もあるが、また違った緊張感でいっぱいです」としみじみ。現場では「奥とはこんなに殺伐としていたのだろうか、もっともっとドロドロしてたんじゃいかとか、いろんなことを想像したりしながらやっています」と心機一転取り込んでいる。

 特別展では音声ガイドも担当しているが、「(特別展で)ドラマを応援してくださっている皆さんの愛がビシビシと伝わった」という井上。視聴率的には苦戦が続いているが、「日本を命がけて変えようとした人たちを描くならば、命がけでこの作品に取り組まないといけないと改めて感じた」と後半の撮影に挑む覚悟を語った。特別展は7月20日まで。

((了))

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