山川豊“新機軸”動画が火付け役 新曲「螢子」大ブレークの兆し

[ 2015年5月12日 08:00 ]

3月25日にリリースした山川豊の新曲「螢子」

 演歌歌手の山川豊(56)の新曲「螢子(けいこ)」が大ブレークの兆しを見せている。火付け役となっているのが、ユーチューブなどの動画サイト。3月25日の発売以来、関連動画の総再生数は今月10日現在、47日間で約28万2000回に及び、すでにネット上では静かなブームとなっている。

 若手の山内惠介(31)が2月18日に発売した「スポットライト」が83日で約20万回。ITジャーナリストの井上トシユキ氏は、「山川さんの主な支持層が高齢者であることを考えると、演歌でこの数字は出色。動画サイト発のヒットは演歌界の新機軸」と驚く。

 人気を支えるのが、自分のカラオケ動画を投稿する“おじさんユーチューバー”の急増だ。所属レコード会社によると、「螢子」の発売前は、山川の曲を一般男性が歌った動画が上がることはほぼなかったという。でも妻と添い遂げる決意を示す歌詞が「男心をくすぐってるのでは。熟年離婚が増加する中、妻になかなか言えない礼代わりという側面もあると思う」と関係者は分析する。

 また曲調は、山川にとって「ほぼ10年ぶり」(レコード会社)という王道演歌。井上氏は「歌いやすさも、盛り上がりの要因では」と話す。

 売り上げも順調。オリコンチャートは総合最高37位と派手さはないが、演歌部門で5週連続トップ10入り。小売店からの追加発注(バックオーダー)も、ヒットの目安とされる4桁台を連日記録している。山川も「この曲を歌うと、聴衆の目が違う」と、じわじわ広がる支持を肌で感じており、50万枚を売り上げた98年「アメリカ橋」以来の手応えがあるようだ。

 口コミ発のロングヒットといえば、すぎもとまさと「吾亦紅」(07年)が記憶に新しい。新たな社会現象となるか。「螢子」から目が離せない。

 ≪女性名の曲にハズレなし≫「螢子」には、もう一つの吉兆が。音楽界には「女性の名前を冠した曲は、ほぼハズレなしの法則」がある。古くは春日八郎「お富さん」(54年)から、甲斐バンド「安奈」(79年)や、ばんばひろふみ「SACHIKO」(79年)、長渕剛「順子」(80年)などヒット曲がズラリ。女性の名がついた山川のシングルは初で、関係者は「期せずして栄えある系譜に名を連ねるのでは」と期待する。

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