「天皇の料理番」前評判覆して高視聴率のワケ 視聴者「思ったより」の反応

[ 2015年5月5日 10:00 ]

佐藤健が主演を務めるTBSテレビ60周年特別企画・日曜劇場「天皇の料理番」

 春スタートのドラマの中で、木村拓哉(42)が初めてテレビ朝日で主演を務め話題となった「アイムホーム」が16・7%、佐藤健(26)が主演でTBS60周年特別企画として制作された「天皇の料理番」が15・1%と、15%を超えた作品は2作品あった。前クールは初回15%を超える作品がなかったため、今期は話題のドラマが増えたと言っていいだろう。中でも「天皇の料理番」は、視聴者の前評判を覆しての躍進と言えそうだ。

 データニュース社(東京)が行っているテレビ視聴アンケート「テレビウォッチャー」(対象者3000人)によると、4月スタートのドラマで、初回満足度トップは「天皇の料理番」で4・02(5段階評価)。これは高満足度といわれる3・7を大きく上回る数値で、初回から満足度4を超えた作品は、昨年の大ヒット作「ドクターX」(テレビ朝日)以来となる。

 2位は昨年放送され、北大路欣也(72)、泉谷しげる(66)といったベテランが味のある演技を見せる、人気ドラマの続編「三匹のおっさん2」(テレビ東京)で3・88。3位は堺雅人(41)がこれまでの熱い役柄から一転、穏やかな精神科医を演じ、新境地を見せている「Dr.倫太郎」で3・8となった。

 「天皇の料理番」が高視聴率・高満足度を獲得できたということは、以前よりも増して、視聴者はキャストもさることながら、それ以上にストーリーを重視する傾向になったと言えるのではないだろうか。肝心のストーリーを担う脚本は、同局で「JIN―仁―」や「とんび」、NHKの朝ドラ「ごちそうさん」を手掛けた森下佳子氏。今作は「時代劇大作」「家族」「料理」と、これまでの流れをうまく取り入れており、骨太でありながら堅苦しくなく、時代設定は古いがキャラクターが生き生きとし、共感しやすい丁寧な人物造形で視聴者を引き付けた。

 視聴者の反応はとても面白い。テレビウォッチャーの回答を見てみると、「予告では面白さが伝わらなかったが、見たらはまってしまった」(55歳・女性)、「想像していたより見ごたえがあって面白かった」(44歳・女性)「思いのほか内容が良かった。時代劇は好きではないが違和感なく見られた」。(57歳・女性)、当初の前評判がそれほど高いとは言えなかったものの、お試し感覚で見たところ、ストーリーの面白さに引かれて高い満足度になった傾向がうかがえる。

 他のドラマを見てみると、相葉雅紀(32)主演の月9ドラマ「ようこそ、わが家へ」(フジテレビ)は、初回満足度が3・58とやや低調であったが、第3話では3・81と高数値を獲得し、徐々に視聴者の心をつかんでいる。初回の満足度をそのまま維持できるのか、またこれから視聴者の満足度を上げていけるのか、これからの展開に注目だ。

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