西内まりや“密会報道”に驚き「そういう立場になったんだな」

[ 2015年5月5日 11:55 ]

マルチな活躍で活動の幅を広げる西内まりや

 モデル、女優、歌手、番組進行役と多くの顔を持つ西内まりや(21)が、今度はソングライターに挑んだ。初めて作詞作曲した「ありがとうForever…」を6日に発売する。中学2年のデビュー以来、あらゆる仕事を器用にこなすように見えるが、本当は不器用なタイプ。これが魅力的でもあり、新曲もまた、不器用さがきっかけで生まれた。

 先月、写真誌に俳優の城田優(29)との密会が報じられ、人気者ゆえの洗礼を浴びた。こうした報道は初めてで「自分がそういう立場になったんだなと驚いた」と率直に胸中を明かす。

 さらに記者がしつこく「実際のところはどうなの?」と詰め寄ると、逆に「どう思います?」といたずらっぽい笑顔で笑いを誘う。インタビューの明るい雰囲気を壊さないようにする性格の良さをうかがわせた。

 歌手デビューした昨年、日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞し、初挑戦中の時代劇では主人公の娘役で好演が光る。「なんでもできて凄い」「すぐに結果を出せる」。世間はこう評価するが、実際は違うという。

 「よく“なんでもうまくいってるね”って言われるけど、そんなことはない。器用じゃないから、前もって準備しないと仕事ができない」

 女優業と歌手活動が続いて混乱した時もあった。深夜までドラマ撮影でシリアスな演技に臨み、翌日、音楽イベントに参加した時だ。

 「お客さんを“ヘイ、ヘイ”ってあおろうとしても、私自身が暗くてできない。シリアスな演技を引きずっちゃったんだと思う。切り替えが下手で、ライブに集中できなかった。本当に不器用」

 歌手デビューして1年足らず。8年間レッスンを積んできたとあって、歌唱力と声量の大きさは秀逸。しかし、ライブステージとなると、トークがまだぎこちないなど、不慣れな印象だ。

 一方で、不器用なほど、なんでも全力投球なのが魅力的だ。

 現在出演中のNHK時代劇「かぶき者 慶次」では、先月27日にクランクアップするまでの4カ月間、自宅で浴衣を着てフローリングで正座をしてセリフを覚えた。浴衣を着こなし、正座のシーンに慣れるためだ。普段から背筋を伸ばして歩くことも心がけた。

 昨年10月の音楽イベントに向けて「ギターを弾きたい」と思いつけば、楽譜が手に入るのが本番から1週間前でも初志貫徹。仕事終わりに1人でスタジオに行って2時間練習し、ドラマの撮影現場にもギターを持ち込んで、撮影の合間に練習した。

 「一つ一つのことを無我夢中でやっている感じ。器用じゃないから、すぐいっぱいいっぱいになっちゃうけど、いろいろな仕事ができるのは幸せなことだし、限界になったら、その時に考えればいい」

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2015年5月5日のニュース