北島三郎「時間が許す限り恩返しを」 被災地訪れ3歳にエール

[ 2015年3月9日 07:20 ]

ゆりあげ港朝市を訪れ、「アイザワミート」で手伝いをする相澤廉太朗くんを抱っこする北島三郎

 演歌歌手北島三郎(78)が8日、宮城県名取市のゆりあげ港朝市を訪れ、「残ってる俺の人生、時間が許す限り恩返しをしていきたい」とエールを送った。

 NHKの番組収録の一環で、テント張りの約50店舗を練り歩き。朝市唯一の精肉店「アイザワミート」を通った際には、店主相澤正俊さん(67)の孫で店の手伝いをしていた相澤廉太朗くん(3)をひょいと抱っこ。震災から5カ月後の11年8月に生まれた廉太朗くんは「楽しかった」と照れくさそうに笑い、正俊さんからは「3代目、頼むぞ!」と威勢のいい声がテントに響いた。

 正俊さんは、店を兼ねた自宅が津波で全壊。1972年創業の老舗精肉店が流された。3カ月の避難所暮らしを経て、1年以上の仮設住宅での生活を余儀なくされた。現在は、仙台市で暮らしていた廉太朗くん一家が引っ越してきて名取市内で同居している。正俊さんの妻美代子さん(68)は「働いてるほうがいろんなことを忘れるね。甘えてらんねえ」と前を向く。

 訪問を終えた北島は取材に「頑張ってる家族の姿を見ながら、自分たちも頑張らなきゃって思って育ってほしいね」と目を細めた。朝市はリピーターを増やすことが課題。今年1月に福岡・博多で千秋楽を迎えるまで46年間続けてきた座長公演の経験を踏まえ「精いっぱい生きている姿をお客さんに見てもらうこと。あすになれば一歩前に進むんだ。その積み重ねが結果としてついてくる」と熱く語った。9日にNHK総合「震災から4年“明日へ”コンサート」(後7・30)に生出演し、名取市から歌唱する。

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