「第11回ゴールドコンサート決勝大会」開催、天才ピアニストが魅了

[ 2014年10月14日 14:45 ]

ピアノテクニックで観客を魅了した野田あすかさん(写真提供:大高英樹)

 障がいを持つミュージシャンの音楽コンテスト「第11回ゴールドコンサート決勝大会」(主催・NPO法人日本バリアフリー協会)が13日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われ、国内外から選出された13組のミュージシャンが出場しグランプリを競った。

 冒頭、同協会の貝谷嘉洋代表は「今回のテーマは“原点回帰”。“探せ、21世紀のスティービー・ワンダー”をテーマに第1回大会を開催してから10年。S・ワンダーのように障がいを持っていてもスーパースターになれるミュージシャンを日本でも発掘したいという思いからスタートしましたが、まだまだ才能をもつミュージシャンが数多くいるはずです。今回は原点に戻り、そんなミュージシャンを発掘するための音楽に限ってのコンサートとして初めて関西での予選会を開催するなど、フレッシュな顔ぶれで今までにない芸術的な魅力をお見せできると思います」とあいさつした。

 コンテストは視覚、聴覚、発達、肢体、精神など様々な障害を持つアーティストがそれぞれオリジナル楽曲を披露。中でも一際大きな歓声、拍手を浴びたのが観客賞、インターネット投票1位を獲得した野田あすかさん(宮崎県出身)。発達、肢体、聴覚の障がいを持つ野田さんは「たくさんのお客様の前で弾く機会をもらったのでピアノの音1つ1つに心を込めてお届けしたい」と、持ち前のピアノテクニックを披露し、観客を魅了した。

 コンテスト終了後、各賞が発表された。

 ◆グランプリ=該当者なし◆楽曲賞=YOUTA「ENDROLL」◆歌唱・楽曲賞=矢作文香「Your Love」◆観客賞、インターネット投票1位=野田あすか「思いやりの風」◆審査員特別賞=佐藤翔「ドラムソロパフォーマンスー爆裂―」、矢田匠「故郷」(敬称略)

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