田勢康弘氏 まーご追悼「戦友失った」政治家の“ステータス”に

[ 2014年10月14日 12:50 ]

10日夜、急性心不全のため亡くなった「田勢康弘の週刊ニュース新書」の看板ネコ「まーご」(C)テレビ東京

 テレビ東京「田勢康弘の週刊ニュース新書」(土曜前11・30)のホスト役を務めるジャーナリストの田勢康弘氏(70)が14日、番組公式サイト内のブログを更新。10日夜、急性心不全のため亡くなった番組の看板ネコ「まーご」を追悼した。

 2008年4月5日の放送開始以来、視聴者やゲストの政治家たちにも愛された。

 11日のオンエアの後、まーごに会いに行った田勢氏。「放送中を含め、テレビ局にいる間は涙を流さずにいましたが、ひとりではそうはいきません。思い切り泣いてきました」と涙腺が緩んだことを明かした。

 愛猫家だが「人にあまり媚びないあの雰囲気が、声高に言い合うことが当たり前のようになっている政治番組に面白い化学反応を起こすのではないかと考えたのです」と、まーごの出演を企画。

 「まーごは見事に存在感を示してくれました。ああ、猫の番組だね、なら出てもいいよ、というゲストがどれほど多かったことか。石破茂、森喜朗、小沢一郎、増田寛也氏らはテレビに出るというより、まーごに会いにくるという感じでした。いつの間にか『まーごに会ったことのない政治家はたいした政治家ではない』という噂が広まったり、『政治猫』というニックネームまでいただきました」と功績を称えた。

 「戦友というか同志というか、かけがえのないパートナーを失いました」と喪失感は計り知れない。

 「土曜日の朝、リハーサルの合間にまーごと話すのが楽しみでした。ほとんど無視されましたが。まーご、長い間、ありがとう」と感謝。「君のことは番組に携わったすべての人たちが決して忘れないよ。本番中にキャスターの私が涙をこらえているのに、ディレクターやカメラマンが泣いているんだよ。おまえはほんとうに幸せものだよ。天国へ行ったら、君も会ったことのあるぼくの犬、夢次郎にもよろしく伝えてくれ。さよなら、まーご」と別れを告げた。

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