津川雅彦 旭日小綬章受章に感慨無量「身に余る光栄」

[ 2014年4月29日 05:30 ]

旭日小綬章受章の喜びを語る俳優の津川雅彦

 政府は29日付で2014年春の叙勲受章者を発表した。今回最高位の旭日大綬章には石井一元自治相(79)ら6人が選ばれた。俳優の津川雅彦(本名加藤雅彦、74)、落語家の柳家小三治(本名郡山剛蔵、74)には旭日小綬章が贈られた。受章者は旭日章889人、瑞宝章3215人の計4104人。女性は367人で全体の8・9%だった。民間人は1757人で全体の42・8%。

 芸術文化の分野では、女優の三田佳子(本名高橋嘉子、72)、アニメ映画「魔女の宅急便」の原作者で児童文学作家の角野栄子さん(79)が旭日小綬章、NHKの連続テレビ小説「ちゅらさん」で知られる女優の平良とみ(本名平良トミ子、85)が旭日双光章に。メキシコ五輪サッカー得点王で元参院議員の釜本邦茂さん(70)が旭日中綬章に決まった。

 ≪津川、転機は伊丹監督との出会い≫映画監督としても活躍し、間もなく芸歴70年の節目を迎える津川。旭日小綬章受章の知らせに「身に余る光栄」と、感慨無量といった面持ちで喜びを語った。芸能一家に生まれ、5歳で芸の道へ。転機は40代、故伊丹十三監督との出会いだったと振り返る。どんな状況でも自然にせりふが出てくるよう、2週間かけて臓腑(ぞうふ)に叩き込むことを覚えた。「それまではちゃらんぽらんだったが、役者は努力しなくては駄目だということを教わり、プロの役者といえる男になったと思う」と話した。

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2014年4月29日のニュース