GLAY9・20東北初EXPO「20周年のすべて復興にささげる」

[ 2014年3月26日 05:30 ]

「EXPO」開催を発表し、会見の様子をインターネットを見ているファンに手を振るGLAY。(左から)TAKURO、HISASHI、JIRO、TERU

 5月25日にデビュー20周年を迎えるロックバンド「GLAY」が25日、恒例の大型野外公演「GLAY EXPO」を初めて東北で開くことを発表した。9月20日に宮城スタジアム(宮城県利府町)で、20周年記念公演として行う。

 「僕らの20周年はすべて、東北の復興と震災の風化を防ぐことに使いたい」。都内で記者会見を開き、リーダーTAKURO(42)が強調した。99年に千葉・幕張での伝説の1回目から15年。4回目は「東北の皆さんを元気にしたい」とテーマを掲げ、5万人を動員予定。TAKUROは「ライブをすることで東北の現状を全国に伝えたい」と力を込めた。電通総研の試算では、約54億円の経済波及効果が見込めるという。

 99年は幕張メッセの駐車場に特設ステージを造り、単独有料公演としては世界最多の20万人を集めた。01年には北海道・石狩、東京、福岡の3カ所で。04年には大阪市のユニバーサル・スタジオ・ジャパンで10万人を動員した。10年ぶりの開催にTAKUROは「僕らの代名詞となったライブで生きがい。しっかり準備してEXPOのなんたるかを見せたい」と語った。

 震災直後には被災地に一人で行くなど支援活動を続けてきたTERU(42)は、「触れ合った人に“ライブで来てほしい”と言われた。たくさんの笑顔と楽しめる空間をつくりたい」。自身がデザインしたライブのロゴに、東北6県がつながる様子を表現した。

 また5月24、25日に山形市で開かれる「東北六魂祭」ともコラボレーション。青森のねぶた、山形の花笠など東北6県の祭りが一堂に会する復興祭で、そこにGLAYのブースを出展する。メンバーの来場は未定だが、デビュー日にかけて開かれることもあり、何らかの特別演出が期待される。

 ≪収益の一部寄付≫チケットは4月1日からファンクラブ会員の先行予約を開始。一般発売は8月30日から。SS席1万2500円、S席8500円、A席6500円。収益の一部は震災復興のために寄付する。詳細は特設サイトで。

 ≪3カ月連続リリース≫3カ月連続の作品リリースも発表。5月25日にアルバム「灰とダイヤモンド Anthology」、6月18日に20周年記念のライブDVD、7月のシングル「BLEEZE」は、TERUが初めて表題曲を作詞、作曲した。

続きを表示

2014年3月26日のニュース