カントリー歌手「エバリー・ブラザーズ」のフィル氏が死去

[ 2014年1月4日 16:25 ]

テレビ番組で演奏するフィル・エバリー氏(左)と兄のドン氏

 1950~60年代に「ウエイク・アップ・リトル・スージー」などがヒットした米国のカントリー音楽の兄弟デュオ「エバリー・ブラザーズ」の一人、フィル・エバリー氏が3日、慢性閉塞性肺疾患のためロサンゼルス郊外の病院で死去した。74歳。AP通信が伝えた。

 初期のビートルズが自分たちを「英国のエバリー・ブラザーズ」と呼んだことがあるほか、兄弟の音楽はボブ・ディランさんら多くのミュージシャンに影響を与えた。

 フィル・エバリー氏は米シカゴ生まれ。両親はフォークとカントリーの歌手だった。兄のドン氏と共に40年代に音楽活動を開始し、2人の歌声のハーモニーが人気となり「バイ・バイ・ラブ」「オール・アイ・ハフ・トゥ・ドゥ・イズ・ドリーム」などの多くのヒット曲を出した。

 73年には仲たがいしてそれぞれソロ活動に入ったが、83年以降は再び一緒に活動した。(共同)

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2014年1月4日のニュース