亀田和毅 18年前のおつかいは「宝物」「オヤジはすごい」

[ 2014年1月4日 06:00 ]

現在の亀田和毅(左)。右は18年前、保温式弁当箱を父・史郎氏に届ける「はじめてのおつかい」に挑戦した4歳の和毅(C)日本テレビ

 ボクシングのWBO世界バンタム級王者・亀田和毅(22=亀田)が13日放送の日本テレビ「’14新春 はじめてのおつかい!爆笑!2014年大冒険スペシャル」(後7・00)にゲスト出演。18年前、当時4歳だった和毅が挑戦したものの“お蔵入り”になっていた「はじめてのおつかい」のVTRが初公開される。

 和毅は電車に乗り、父・史郎氏(48)にお弁当を届けに行った。しかし、数多く撮影された子どもの中から実際に放送されるのは10分の1程度。“簡単に”指令をクリアした和毅の映像がオンエアされることはなかった。

 数年前、世に名前が出始めた亀田3兄弟と史郎氏を見た番組スタッフが「この亀田さん、以前、取材した亀田さんでは?」と和毅の活躍を見守り、今回の放送に至った。保温式弁当箱を持った4歳の和毅は「バリ重てぇー」と言いながら、父のもとを目指す。あどけない表情には今の面影がある。

 【スタジオ収録を終えた和毅に聞く】

 ――当時のことは覚えていましたか?

 「いやあ、覚えてましたね。撮られていたのは覚えてなかったんですけど、おつかいに行ってこいって言われたのとかは覚えてます」

 ――どれぐらいの距離でしたか?

 「結構ありますよ。家からチンチン列車に乗ってね。30分ぐらいは余裕でかかってると思います」

 ――今回「はじめてのおつかい」のVTRが残っていると言われたとき、どんな気持ちがしましたか?

 「ええーっ!って感じですよね。ホンマにあるんですかみたいな。放送されなかったから、もうないもんやと思ってたんですよ。置いててくれたのね」

 ――教えられるまではVTRの存在も知らなかったのですか?

 「そうですね。オレが世界チャンピオンになったあたりで、オヤジを通じてスタッフの方が教えてくれたんですよね」

 ――当時の自分を今回スタジオで見てみて、どう思われましたか?

 「当時は内弁慶やったからねえ。全然しゃべってなかったでしょ。外行ったら全くしゃべれへんし、心配してたもんな、オヤジも。当時の自分が出てましたよ」

 ――VTRにはお父さんも出ていましたね。
 
 「オヤジは変わらないですよね。真っすぐなんでね。でも若すぎるでしょ(笑い)。髪の毛も多かったしね」

 ――今回は18年ぶりにおつかいをした地を訪れましたが、あの地はどう映りましたか?

 「やっぱり、全然ちゃいますよね。雰囲気も違うし……感じる大きさも違いますよね。公園もちいちゃくなってましたしね」

 ――あのおつかいの時は、ボクシングを始める前だったのですか?

 「そうですね。あの当時は、兄貴らはもうボクシング始めてたんですけどね。僕はあの後に空手始めて、その後ボクシングやったからね」

 ――今、世界王者にもなられて成長して、あのおつかいのことを振り返った時、どのような思い出になっていますか?

 「やっぱり、宝物ですよね。オヤジがあのとき行かしてたのは、よかったことなんだろうと思うしね。オレも成長したと思うし。オヤジはその後、オレをメキシコに行かせたけど、おつかいの時と同じようにメキシコでも成長したと思うしね。オヤジ、すごいなあって思いますよ。オレも子どもができた時、行かせるかというと、そこまではちょっと考えるやろうし、そこを行かせたオヤジはすごいなって」

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