デビュー年以来42年ぶり!五木ひろし、阪神百貨店屋上でライブ

[ 2013年3月21日 07:23 ]

阪神百貨店屋上で熱唱する五木ひろし

 歌手の五木ひろし(65)が20日、1971年のデビュー以来、42年ぶりに大阪市北区にある阪神百貨店の屋上でミニライブを開いた。

 あいにくの雨だったが、特設ステージに500人のファンが集結。21日発売のカバーアルバム「ブルース」から、自身のヒット曲「夜明けのブルース」や「悲しい色やね」を熱唱。さらに、「せっかくのライブなんでね」と、4月24日発売の新曲「博多ア・ラ・モード」をサプライズ披露するなど、当初は3~4曲だった予定を大幅に変更し、計8曲を歌い上げ、会場を沸かせた。

 1970年に読売系で放送された歌手の登竜門的コンテスト「全日本歌謡選手権」で10週勝ち抜きを果たし、翌71年に「五木ひろし」として「よこはま・たそがれ」を発表した。その“デビュー年”以来となる阪神百貨店での凱旋唱だけに、「これまで何度か命がけの大勝負に出たが、あれ(歌謡選手権)に勝てなければ“歌手・五木ひろし”は存在しなかった。40年以上の月日が流れ、あらためて、ここまで歩いてきたんだなと実感している」と感慨深げに回想。続けて、「無我夢中だった20代。ファーストコンサートやリサイタルなど、自分の歴史の中で大阪という街が大きく育ててくれた」と笑顔を見せた。

 来年は芸能生活50周年を迎える。これまで、新曲やアルバムを発売するたびに、イベントを開き、ファンに生歌を届けてきたことに触れ、「皆さんに生の歌を聴いていただくというのは私の原点です。それは今後も変わることなく、やり続けていきたい」と意欲を見せていた。

 ≪特別展を開催≫阪神百貨店では「五木ひろしまつり」(25日まで)と題した特別展をスタート。ステージ衣装やトロフィー、賞状、レコードなど約170点を展示している。昨年8月、五木は「第3回ニトリレディスゴルフトーナメント」のプロアマ大会で、人生初のホールインワンを達成。その際に使用したクラブやボールも飾られており、「7番アイアンで161ヤード。ゴルフが好きな人なら、これを聞いただけで“うまい人”って分かるはず」と自賛していた。

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2013年3月21日のニュース