染五郎 新しい歌舞伎座にライバル心「向こうを張ってやりたい」

[ 2013年3月21日 14:29 ]

「明治座 五月花形歌舞伎」製作発表に登場した(左から)中村七之助、片岡愛之助、市川染五郎、中村勘九郎

 「明治座 五月花形歌舞伎」(5月3日から27日)の製作発表が21日、都内で行われ、歌舞伎俳優の市川染五郎(40)、片岡愛之助(41)、中村勘九郎(31)、中村七之助(29)が出席した。

 明治座では一昨年、16年ぶりに歌舞伎公演が復活。劇場のある日本橋人形町周辺は、かつて「玄治店」という地名で呼ばれ歌舞伎の舞台にも登場するゆかりの土地だ。それだけに染五郎は、4月2日に新開場する東銀座の歌舞伎座に対し、「向こうを張って熱い舞台をやりたい」と対抗心を見せた。

 演目「実盛物語」で斎藤別当実盛を演じる勘九郎は、昨年末に亡くなった父・勘三郎さんに習った「思い出深い役」と紹介。弟の七之助も「いまを生きる歌舞伎」を追い求めた亡き父の意思を示すべく、「危機感を持ってやりたい」と意気込みを語った。

続きを表示

2013年3月21日のニュース