あっちゃんお先に!SDN 野呂佳代 卒業後は“中居クン”目指す!

[ 2012年3月27日 10:05 ]

「独り立ちします」とポーズを取るSDN48・野呂佳代

 SDN48のメンバー39人全員が31日に東京・NHKホールで行われるコンサートで卒業する。ラストシングル「負け惜しみコングラチュレーション」と、最初で最後のアルバム「NEXT ENCORE」がともにヒット。多くのファンが別れを惜しむ中、卒業の日に向けてひた走るメンバーの胸に去来するものは…?

 野呂佳代(28)は09年8月にAKBの活動と並行してSDN入りし、10年2月にキャプテンに就任した。AKB時代と比べ「もともと、洋楽寄りの格好いいダンスが好きだったので、SDNに入ることができてよかったと思った」と振り返る。

 ただ、現実はイメージと違う面もあった。「最初の1年間は自分がいなくなった。正直、つまらなかったですね」と打ち明ける。例に挙げるのが公演などのMC。切り返しやツッコミなど会話が弾んだAKBのチームK時代とは違い、自分が面白い発言をしても引かれてしまうことがあった。みっちり鍛え込まれていた野呂らAKBからの移籍組に対して、SDNからスタートしたメンバーは「自分のことで必死だった」という。

 周囲の期待と責任感に悩む葛藤の日々が続いたが、転機は10年秋に訪れた。AKBと一緒に行ったイベントで秋元康氏(55)から「おまえには何も求めてないんだ」と言われた。

 この言葉がキャプテンを楽にした。「ああ良かったと思って胸のつかえが一気に下りた。自由でいいんだと心から思った」。今までの悩みが全てはじけた。それからはメンバーともしっかり向き合えるようになり、バラエティー志向の強い明るい自分を素直に出せるようになった。

 卒業まであと4日。SDNを通じ「人をしっかりと見られるようになったし、気を使えるようになった」。目標はバラエティー番組の司会を務めること。「実際にアイドルとして活動したから、アイドルを扱うのはうまいですよ。中居正広さんのようなマルチな存在を目指します」。豪快に笑う姿に迷いはなかった。

 ◆野呂 佳代(のろ・かよ)1983年(昭58)10月28日、東京都生まれ。06年にAKB2期生オーディションに合格。07年7月には佐藤夏希とお笑いコンビを組んでM―1に出場(2回戦敗退)。愛称は「ノンティー」など。血液型A。

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2012年3月27日のニュース