南田洋子さん亡くなる 一生分のキスで送られて…

[ 2009年10月21日 15:31 ]

死去した南田洋子さん

その時、長門裕之は…最愛の妻南田洋子さんを看取れず 

 17日に自宅でくも膜下出血を起こし都内の病院に搬送された女優の南田洋子さんが21日午前10時56分、くも膜下出血のため亡くなった。76歳。東京都出身。葬儀・告別式は30日午前10時半から東京都港区芝公園4の7の35、増上寺光摂殿で。喪主は夫長門裕之(ながと・ひろゆき、本名加藤晃夫=かとう・あきお)さん。

 長門が20日に会見を行い「重度のくも膜下出血で自力で呼吸できない」と説明。病室で南田の顔に「一生分のキスをやりました。さよならという意味で」と話していた。
 数年前から認知症を患い、17日に体調が悪化して入院していた。

 1951年に大映ニューフェースとして入社。映画「十代の性典」で人気を集めた。56年、奔放な若者の姿を描いた「太陽の季節」に出演。共演した長門と61年に結婚した。「幕末太陽伝」「続・拝啓天皇陛下様」など喜劇の名作にも出演し、多彩な演技を見せた。
 テレビでも幅広く活躍。音楽番組「ミュージックフェア」では65年から16年間、夫婦で司会を務めた。2004年のNHK連続テレビ小説「わかば」にも出演した。
 長門が08年秋、テレビ番組で認知症を公表。闘病の様子が放送され話題になった。

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2009年10月21日のニュース