酒井被告夫 逮捕時「妻と使う計画」 判決は11月12日

[ 2009年10月21日 13:38 ]

 覚せい剤取締法違反(使用、所持)罪に問われた女優酒井法子被告(38)夫婦のうち、夫の自称プロサーファー高相祐一被告(41)=保釈中=は21日、東京地裁(稗田雅洋裁判官)の初公判で起訴内容を認めた。検察側が懲役2年を求刑。弁護側は刑の執行猶予を求めて即日結審した。判決は11月12日。

 弁護側の被告人質問で高相被告は、逮捕時に覚せい剤を持っていた理由について「法子と合流し一緒に使おうかなと思っていた。自宅に置いておくと、自分がいない間に法子が隠れて使用すると思った。たくさん使うと危険なので」と述べた。
 酒井被告は捜査段階で「夫に勧められ使った」と供述したとされ、高相被告は「妻には(購入ルートは)ないと思う」と弁護人の質問に答えた。
 検察側は冒頭陳述で「高相被告は20歳のころ、初めて覚せい剤を使用。2008年ごろからは2週間に1回の割合で密売人から購入、使用していた」と指摘した。
 起訴状で「公園トイレ」とされた使用場所について、高相被告は罪状認否で自宅に改め「妻の逮捕前で、妻の使用を隠そうと思った」と捜査段階でうそをついた理由を説明。検察側は使用場所を「都内」に変更した。
 高相被告は「二度と(覚せい剤を使用)しないと誓います」と述べた。
 起訴状によると、高相被告は8月2日ごろ、都内で覚せい剤を加熱し吸引。翌3日に渋谷区の路上に止めた車内で覚せい剤約0・817グラムを、同9日には千葉県勝浦市の別荘で約0・097グラムを所持した、としている。
 酒井被告は7月30日ごろ、家族で皆既日食を見るため訪れた鹿児島県・奄美大島のホテル客室で覚せい剤を吸引したほか、8月3日に東京・南青山の自宅マンションで覚せい剤約0・008グラムを所持したとして起訴され、9月17日に保釈された。初公判は今月26日、東京地裁で開かれる。

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┃  =ルビ情報=

▽酒井法子(さかい・のりこ)
▽高相祐一(たかそう・ゆういち)
▽稗田雅洋(ひえだ・まさひろ)

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┃  =編注情報=

 末尾編注情報:判決は11月12日午前10時の予定

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2009年10月21日のニュース