長門裕之「風のように耳に入ってきた」悲しい知らせ

[ 2009年10月21日 19:57 ]

妻の南田洋子が死去し、涙をこらえ会見する長門裕之

 妻の女優南田洋子さん(享年76)の最期を舞台出演のため看取れなかった俳優の長門裕之(75)が、21日午後7時から東京・明治座で記者会見を開いた。長門は同劇場で上演中の舞台「幸せの行方」に出演している。

 悲しみの表情で会見会場に現れた長門は、「いとおしい、大好きな洋子がさよならも言わずに永眠しました」と声をしぼり出すように報告した。

 南田さんの訃報については、午前の公演終了後に「風のように耳に入ってきた」という。悲しい知らせを聞き、「わびしさ、かなしさ」を感じた。しかし、いつ別れがやってきてもいいように覚悟を決め「百万べん、さよならを言っている」と話した。

 この日の朝は、南田さんと面会はせず劇場に直行。明日22日は休演日のため、「ゆっくりお別れができるのが最高にうれしい」と話した。

 4年間に渡った南田さんの介護生活については、「人生観をよみがえらせてくれた。人生を変えた。4年間は本当に楽しかった」。長期にわたり苦労もあっただろうが、感謝の言葉を送った。

 通夜は舞台千秋楽後の今月29日、葬儀・告別式は30日に行われる。

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2009年10月21日のニュース