高相被告が初回裁判“想定外”発言飛び出るか

[ 2009年10月21日 06:00 ]

 覚せい剤取締法違反の罪で起訴された女優酒井法子被告(38)の夫・高相祐一被告(41)=同法違反の罪で起訴=の初公判が21日、東京・霞が関の東京地裁で開かれる。

 23日には麻薬取締法違反の罪で起訴された俳優押尾学被告(31)、26日には酒井被告の初公判が同地裁で行われることになっており、有名人が絡んだ薬物事件の裁判が集中する1週間となる。
 注目される公判は、いずれも傍聴席数48席の425号法廷で行われ、司法記者クラブに割り当てられる傍聴席を差し引くと、一般の傍聴席は20~30席になるとみられる。社会的関心を呼んだ事件だけに、傍聴席をめぐって高い倍率の抽選になるのは確実な状況だ。
 高相被告は、9月16日の保釈後、都内の実家に身を寄せている。情状証人として法廷に立つと思われる父親の次郎氏は、長かった髪を短く切りやつれた様子。同被告に関する質問に「分からない」とだけ答えた。酒井被告は同17日の保釈後、都内の病院に入院。その後、退院手続きが取られ、所在は不明。一方、押尾被告は8月31日の保釈後、都内の実家に身を寄せている。
 高相被告の裁判について、板倉宏日大名誉教授は「常習性、入手ルート、そして、酒井被告に覚せい剤を勧めた詳しい経緯や手渡した量が明らかになるかが注目される。量刑は1年6月の懲役、執行猶予3~4年くらい。2、3回の公判後、判決になるのではないか」と話した。
 また、押尾、酒井両被告の量刑は「押尾被告は1年6月の懲役、執行猶予3~4年。ただ、共同使用者が死亡していることもあり、2年の実刑という可能性もある。酒井被告は1年6月の懲役、執行猶予3~4年くらい」とした。

続きを表示

2009年10月21日のニュース