侍選出の愛知工大・中村 5回まで衝撃12Kも…「疲れなかったけど」足つって暗転2被弾

[ 2024年4月13日 18:41 ]

愛知大学野球春季リーグ   愛知工大2―3中部大 ( 2024年4月13日    パロマ瑞穂野球場 )

<愛知工大・中部大>雄叫びをあげながら投球する愛知工大・中村(撮影・河合 洋介)
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 開幕2連勝で迎えた愛知工大が中部大との1回戦を2―3で落として今春初黒星を喫した。

 今秋ドラフト1位候補に挙がる最速157キロ右腕の中村優斗(4年)は5回0/3、5安打3失点で敗戦投手となった。

 初回に自己最速に並ぶ157キロを計測したように試合序盤から飛ばし、5回終了時点で被安打2、12奪三振で無失点と相手を寄せ付けなかった。

 しかし、右太もも裏がつった2―0の6回に暗転した。6回先頭に右越えソロを献上。次打者に右中間への二塁打を許すと、ベンチ裏に下がって患部の治療を受けた。しかし、続投して迎えた4番・清水智裕(4年)に初球スライダーを左越えの逆転2ランとされ、球数99球で交代した。

 「立ち上がりは直球の質など感覚的にも良かった。最後まで投げきりたかったです」

 最高気温24度と「今年投げた中では一番暑かった」と明かす環境で、5回終了時点で球数は86球を数えていた。「疲れは感じていなかったし、完投するつもりだった。でも(つったということは)体にきていたのかもしれない」と振り返った。

 今年3月の欧州との強化試合で侍ジャパンに選出されて注目が集まる右腕。試合後には自力で歩行し、「自分が投げて全国大会に行きたい」と今節中の再登板に意欲を示した。

 ◇中村 優斗(なかむら・ゆうと)2003年2月8日生まれ、長崎県諫早市出身の21歳。小学2年に長田ジュニアクラブで野球を始めて投手。長田中では軟式野球部に所属。諫早農では1年秋から背番号1でベンチ入り。愛知工大では3年春秋のリーグ戦で最多奪三振を獲得。今年3月の欧州との強化試合で侍ジャパン選出。50メートル走6秒6、遠投120メートル。1メートル76、81キロ。右投げ左打ち。

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