愛知学院大・河野「ライバル」完全試合男に投げ勝った　145キロ左腕、来秋プロへ初完封で自信

愛知大学野球春季リーグ第2節1回戦   愛知学院大1―0中京大 （ 2024年4月13日    パロマ瑞穂野球場 ）

＜愛知学院大・中京大＞10回完封勝利を挙げて声援に応える愛知学院大・河野優作（中央）（撮影・河合　洋介）
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　愛知学院大が中京大を1―0で制して先勝した。

　最速145キロ左腕の河野優作（3年）が8安打6奪三振でリーグ戦初完投となる10回完封勝利を挙げた。

　「今日は制球がまとまっていて、ゾーンに投げられたのが良かったと思います」

　相手先発で同学年の高木快大投手（3年）は、名城大との1回戦でリーグ59年ぶりの完全試合を達成。「高木には負けられないと思ってライバル視してきた」と対抗心を隠せずに臨んだ一戦だった。

　タイブレークに突入した延長10回は遊ゴロ併殺などで無失点。息詰まる投手戦を制して「嬉しいです」と笑顔を見せた。

　来秋ドラフト会議での指名を目標に掲げる。「150キロを出して、制球にも磨きをかけたいです」と見据えた。

　◇河野　優作（こうの・ゆうさく）2003年（平15）7月3日生まれ、大阪府大阪市出身の20歳。小1から出戸ワイルドメッツで野球を始めて投手。中学では住吉大和川リトルシニアに所属。創志学園では2年秋に背番号11でベンチ入り。愛知学院大では1年からリーグ戦登板。50メートル走6秒1、遠投100メートル。1メートル80、73キロ。左投げ左打ち。