大阪公立大の2年生右腕・吉岡晃生が9回途中2失点でリーグ戦初勝利 チームに今春初勝利をもたらす

[ 2024年4月13日 17:55 ]

近畿学生野球春季リーグ戦   大阪公立大3―2奈良学園大 ( 2024年4月13日    シティ信金スタ )

<大阪公立大・奈良学園大>リーグ戦初勝利を挙げた大阪公立大の吉岡晃生
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 大阪公立大の吉岡晃生がリーグ戦初先発で初勝利を挙げた。8回2/3を投げ、5安打2失点。開幕4試合目にして、チームに待望の初勝利をもたらした。

 「勝てたことはうれしいですが、自分自身としては反省だらけです。野手の方に助けていただいたおかげです」

 勝利の余韻にひたることなく、仲間に対する感謝の思いと反省を口にした。制球力が良く打たせて取る投球が持ち味だが、この日は直球の精度がいまひとつで7四球。その分、スライダーを軸に組み立て、先発としての役割を果たした。味方打線が1点を追う9回に逆転に成功。その裏、先頭から2死を奪ったが、連続四球を出してしまい、完投目前での降板となった。

 「あと一つのアウトを取れなかったのは自分の弱さ。フィジカルとメンタルの両方。この経験を無駄にせず、今後につなげていきたいと思います」

 明星(大阪)の出身。高2夏は外野手として独自大会16強に貢献し、2年秋からは主将を務めた。「高校ではいろんな経験をさせていただくことができた。試合の経験値を高めることができたのは今につながっていると思います」。大阪公立大に進学後はウエートトレーニングと食トレの成果で10キロの増量に成功。今オフは下半身強化に取り組み、最速も10キロ近くアップした。

 「リーグ戦優勝が目標。この先もチームに貢献していきたいと思います」

 強豪・奈良学園大からの1勝を機に、2年生右腕はさらなる躍進を誓った。

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