巨人・阿部監督 サヨナラ打の代打・大城卓に「彼はまだまだいいキャッチャーになれる…期待してます」

[ 2024年4月13日 19:01 ]

セ・リーグ   巨人3―2広島 ( 2024年4月13日    東京D )

<巨・広>延長12回、サヨナラ打を放ち岡本和と抱き合う大城卓(右)(撮影・藤山 由理)
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 巨人は昨季8勝17敗と苦手にした広島相手に延長戦の末、代打・大城卓三捕手(31)の一打で今季初のサヨナラ勝ちを収め、今季初の5連勝。2カード連続の勝ち越しを決め、今季初の貯金3とした。巨人の5連勝は原辰徳前監督時代の昨年6月に6連勝して以来10カ月ぶり。阿部慎之助監督(45)は試合後、「ほんと全員で、最後大城が打ちましたけど、それまで何とかみんなでね、全員で勝った1勝じゃないかなと思います」と語った。

 「みんな精いっぱいやって勝てた1勝なのでね、今日の勝ちは大きい」

 何度もチーム一丸での勝利を強調した阿部監督。延長12回に代打として起用した大城卓が期待に応えるサヨナラ打を放ったが「岸田とか小林のキャッチャーとしての、振る舞いだったりを勉強してほしいというので外させてもらってるだけど、そういうのを見てどう感じて本人がやるかだけだと思うので、そこを最後ああやって打ったりして貢献してくれているので…彼はまだまだいいキャッチャーになれると思うので期待してます」と捕手2人の名前を挙げ、称えるだけではなく、あえて厳しい言葉を交えながら大きな期待を口にした。

 2018年6月10日の西武戦(東京D)以来6年ぶりプロ2度目のサヨナラ打を放ち歓喜のウオーターシャワーを浴びた大城卓は「無我夢中だった」と笑顔で振り返った。苦しい展開ながら、岡本和が3安打を放ち、佐々木が雄叫びを挙げ、堀田や井上ら若い投手が踏ん張り、最後はベンチから試合を見つめていた大城卓が勝利を呼び込んだ一戦。6連勝へ、14日は2試合に先発し12イニング無失点の高橋礼が先発する。

 試合は、2―2で突入した延長12回。この回から登板した相手7番手右腕・中崎に対し、1死から主砲・岡本和が左翼への二塁打を放って出塁し、代走に重信。ここで湯浅の代打に出た大城卓が右中間を割る二塁打を放ち、今季から選手会長に就任した男の意地の一打でサヨナラ勝ちした。

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