山本由伸 5回3失点、4年ぶり1試合2被弾も 強力打線の援護受け2勝目の権利手に降板

[ 2024年4月13日 12:28 ]

ナ・リーグ   ドジャースーパドレス ( 2024年4月12日    ロサンゼルス )

<ドジャース・パドレス>力投する山本(撮影・光山 貴大)
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 ドジャースの山本由伸投手(25)が12日(日本時間13日)、本拠地ロサンゼルスでのパドレス戦に先発。メジャー初被弾、さらに4年ぶりの1試合2本塁打を喫したが、味方の手厚い援護に恵まれ、5回4安打3失点で勝利投手の権利を手にした。

 初回、先頭のボガーツはスプリットで見逃し三振と上々のスタート。しかし2番・タティスに中前打を許すと、2死一塁から4番・マチャドに初球のカーブを狙い打たれ、左翼席へと運ばれた。

 大谷の本塁打で1点を返した直後の2回には先頭の金河成(キム・ハソン)に直球を左翼席に運ばれて、この日2被弾、オリックス時代の2020年8月11日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)以来、4年ぶりとなる1試合2被弾となった。

 それでも3回以降は最速96.5マイル(155.3キロ)の直球を軸に、米メディアに「ヨーヨーカーブ」と名付けられた宝刀、さらにスプリットなどを効果的に配する丁寧な投球を徹底。91球を投じ、三振は6つ。序盤の失点にも大崩れすることなく、先発投手としての責任はまっとうした。

 パドレスはメジャー初登板となった3月21日に韓国で対戦し、1回5失点でメジャー初黒星を付けられた相手。先発での1回降板は自己最短。さらに1イニング5失点は自己ワーストタイの屈辱だった。

 前回登板の6日(同7日)のカブス戦で5回3安打無失点、自己最多8奪三振を記録し、3試合目の登板で待望のメジャー初白星を挙げた。10日(同11日)のブルペン投球の際には「自分のピッチングはできるようになってきた。いつも通りの感じで練習しました」と上昇への手応えを口にしていた。

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