【センバツ】プロ注目の阿南光・吉岡は2回途中から救援で敗退も「成長できた」

[ 2024年3月28日 12:01 ]

第96回選抜高校野球大会第9日第1試合   阿南光0-5星稜 ( 2024年3月28日    甲子園 )

<阿南光・星稜>阿南光2番手・吉岡(撮影・岸 良祐) 
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 今秋ドラフト候補に挙がる阿南光のエース右腕・吉岡暖(はる=3年)はベンチスタート。3点を先行された2回無死一、三塁で救援し、8回1失点と好投したがチームは完封負け。それでも試合後には「自分自身も、チーム全体も成長できたと思います。悔いはなく、みんなと楽しく、胸を張って野球ができた」とすがすがしい表情だった。

 主に腰と肩の張りが強く、登板しても4回からの予定だったが、先発の背番号18・大坂将太(2年)が立ち上がりから星稜打線につかまり2回途中までに4失点。背番号1が緊急登板を余儀なくされた。三塁走者こそ生還を許したが、二ゴロ併殺打と見逃し三振で切り抜けると、以降も変化球主体で打たせて取る投球に徹し、最後まで投げきった。

 1回戦から昨秋東海王者・豊川、同九州王者・熊本国府を連破。同神宮大会王者の星稜にはかなわなかったが、全国で通用する力を誇示した。

 「こういう大きな舞台でプレーできることはなかなかない。楽しかったという言葉だけです。でも、夏はもっと成長しないと敵わない。自分に打ち勝つしかない」と、ラストシーズンを見据えた。

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