精華クラブ4強 4番・渡辺琉2ラン含む2安打4打点の大暴れ

[ 2024年3月28日 04:44 ]

<精華クラブ―愛知フラッシュジュニア>投打のヒーロー・精華クラブの岩崎(左)と渡辺琉
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 スポニチ主催文部科学大臣杯第15回全日本少年春季軟式野球大会ENEOSトーナメント第3日は27日、静岡県西ケ谷総合運動場野球場など4球場で、3回戦8試合と準々決勝4試合が行われた。精華クラブ(広島)は3回戦で2連覇中だった鹿児島育英館中(鹿児島)を4―2で、準々決勝では愛知フラッシュジュニア(愛知第1)を12―7で下し準決勝進出。星稜中(石川)、名古屋ドジャース(愛知第2)、明豊中(大分)が4強に入った。28日、草薙総合運動場硬式野球場で準決勝が行われる。

 精華クラブは3回戦では村上昌史監督代行(56)が「先制点を取れたことが、勝ちに結びついた」と3連覇が懸かった鹿児島育英館中に勝利。準々決勝は、4番の渡辺琉が2点本塁打を含む2安打4打点と爆発し、投げては先発右腕・岩崎が4回4安打2失点にまとめた。渡辺琉は「3回戦の勝利でチームに勢いが出た。ホームランは、狙っていた直球に反応できた」と誇らしげ。岩崎は「先制点をもらい、緊張せずに投げられた。全国制覇を果たしたい」と意気込んだ。

 ≪“兄貴分”星稜高の進撃をパワーに≫星稜中は初戦から2試合で1失点と好調だった投手陣が、この日も力を発揮した。3回戦では優勝経験のある高知中クラブ(高知)を、エース小路、服部、小路で3安打完封リレー。準々決勝の日進中(和歌山)戦も、東と服部で2安打完封勝利を挙げた。

 「東が予想以上に頑張ってくれた」と五田祐也監督(43)。準決勝に向け「新3年生を中心に一体感が高まっている。選抜で勝ち進む星稜高も刺激になっている」と3年ぶり3度目の頂点へ“兄貴分”からのパワーを力に変える。

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