高知はダブルエース奮投も3年連続での初戦突破はならず

第96回選抜高校野球大会第4日   高知1－3広陵 （ 2024年3月21日    甲子園 ）

＜高知・広陵＞先発した高知・辻井（撮影・中辻　颯太）
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　昨秋四国大会王者の高知は、Wエースの奮闘も実らず広陵の前に惜敗。3年連続での初戦突破はならなかった。

　背番号10の辻井翔大は、初回無死二塁から自らの失策で先制を許すなど4回2失点。「（打球処理を）捕手に任せてお見合い状態になり、急いでしまった」。5回から救援した背番号1の平悠真は、8回まで無安打投球を繰り広げながらも、1点差に追い上げた直後の9回に適時二塁打を許し「しっかり抑えなければ、というところで取られてしまった」と、うつむいた。

　昨春2回戦では強豪の履正社（大阪）撃破に貢献した両右腕。昨秋の練習試合で敗れた広陵・高尾との再戦に辻井は「どんな球種でもスピードが出る」と驚き、平も「マウンドさばきは学ばなければいけない」と差を実感した。また甲子園で投げ合うため、今回の貴重な経験を無駄にはしない。　（石丸　泰士）