大谷翔平の代理人が「大規模窃盗」で法執行機関に捜査要請　ESPNが報道　水原通訳違法賭博問題に進展

16日の会見で大谷（右）の通訳をする水原通訳（撮影・光山　貴大）
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　ドジャース・大谷翔平投手（29）の専属通訳を務めていた水原一平氏（39）が違法賭博の疑いなどで球団から解雇された問題で、米スポーツ専門局「ESPN」は21日（日本時間22日）、大谷の代理人が「大規模窃盗」で法執行機関に捜査を要請したと報じた。

　水原氏をめぐっては地元紙「ロサンゼルスタイムズ」が違法賭博への関与が浮上し、告発されたと報道。捜査対象のブックメーカーに借金があり、大谷の口座から少なくとも450万ドル（約6億7950万円）が送金されたとも報じた。

　ESPNの取材では水原氏は違法なブックメーカーに多額の借金があり、昨年、大谷に肩代わりを依頼。大谷の口座から少なくとも450万ドルが送金されたとした。19日の取材時点では水原氏が「彼（大谷）は残念がったが、二度と繰り返さないように私を助けると言った」と説明した。

　だが、20日に「翔平は私の借金のことは知らず、送金もしていない」と発言を撤回。大谷側の弁護士が「翔平が窃盗被害にあったことが判明し、当局に問題を引き渡した」との声明を出した。

　ESPNは球団関係者の話として、20日の開幕戦後、水原氏がクラブハウスで「ギャンブル依存症」を選手の前で告白し、謝罪。関係者によると、「その時、大谷選手は初めて何が起こっているのかを理解し、質問を始めたという」と伝えている。

　そして、「大谷翔平選手の代理人が法執行機関に連絡し、同選手からの金銭の『大規模窃盗』を捜査するよう要請したと、直接の事情を知る関係者が木曜日（日本時間22日）にESPNに語った」とし、「同関係者は、どの機関に連絡したかについては明らかにしなかった」と報じた。