広島・矢野の超絶プレー “エリア33”で打球をつかむ守備範囲に広澤氏も仰天「天才野球小僧だね」

[ 2023年7月29日 21:44 ]

セ・リーグ   広島―阪神 ( 2023年7月29日    甲子園 )

<神・広>4回2死二塁、好守を見せた矢野(左)と笑顔でタッチをかわす森下(撮影・北條 貴史)
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 広島・矢野雅哉内野手(24)のビッグプレーが飛び出した。

 この日は「8番・遊撃」でスタメン出場。4回2死からの青柳の打席だった。打球は二塁ベースより二塁手寄り。普通なら名手・菊池の“エリア33”につかまる場所だが、この日はなんと遊撃の矢野が、二塁・小園の前に飛び出してランニングキャッチし、難しい体勢のまま一塁に送球してアウトにした。

 とてつもなく広い守備範囲。ツイッターでも「矢野雅哉のビッグプレー!」「矢野たまらん」などの声が挙がったが、これにはプロ野球OBも驚嘆した。

 この日の試合を中継したサンテレビには、元阪神打撃コーチで、スポーツニッポン評論家でもある広澤克実氏が、野球評論家の狩野恵輔氏と一緒に出演。矢野のプレーには2人とも「すごい」と口をそろえ、広澤氏は「滅多に見れない。スタートの良さ、脚力の速さ、球際の強さ、バランスよく投げる肩の強さ。これはすごいよ」と称賛し、狩野氏も「あそこを捕るとは思わなかった」と二塁ベースより、二塁手寄りの打球を捕った守備範囲の広さに驚いていた。

 広澤氏はさらに「あの体勢から、本当に肩だけで投げたんだけど強い」と地肩の強さにも驚き、「菊池が出てきた時にビックリしたけど、矢野にもビックリした。このチームは強いですよ。小園の成長と、矢野の身体能力の高さ。天才野球小僧だね」と、首位攻防戦のレベルの高さにも驚いていた。

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