巨人・原監督 吉川大活躍に笑顔 3ボールから適時打は「サインを見逃したわけじゃないよ」

[ 2023年7月29日 18:10 ]

セ・リーグ   巨人6―3中日 ( 2023年7月29日    東京D )

<巨・中>ヒーローインタビューでポーズをとる吉川(左)と山崎伊 (撮影・西川祐介)
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 巨人の吉川尚輝内野手(28)が中日戦(東京D)で2安打1打点。後半戦7試合のうち6試合で複数安打を放つなど7試合連続安打とし、守備でも好プレーを連発して原辰徳監督(65)を喜ばせた。

 「1番・二塁」で先発出場した吉川は、相手先発右腕・高橋宏から初回の第1打席で初球を中前打して秋広の遊ゴロで先制のホームを踏むと、2回の第2打席では3ボールから右前適時打。得意の守備でも3回に龍空の外野に抜けそうな打球をダイビングキャッチして二直に仕留めるなど再三の好守で投手を盛りたてた。

 8勝目を挙げた山崎伊織投手(24)とともにお立ち台に上がった吉川は「本当に伊織が頑張って投げてたんで。何とか助けられて良かったです」とまずは守備についてコメント。打撃については「塁に出ることを意識してやっていくなかでヒットであったりタイムリーが出たので、本当に追加点にもなったので、はい。良かったと思います」と振り返った。

 開幕から長く打撃不振に苦しんだが。気温とともに打率もぐんぐん上昇。前半戦終了時には.240だった打率は.265まで上がってきた。

 「まだまだ、はい。ここから頑張っていきたいと思います」と謙虚に話す副キャプテンだったが、原辰徳監督(65)は「いやいやもう攻守にわたってね。守備は彼のなかであまり浮き沈みがない。今年は非常に安定していますね。ファインプレーというものも出ていますし。吉川、そして門脇。このへんの内野の守備というものは非常にいいものが出てるし。(坂本)勇人もそれに負けじと、やってくれているというのは大きいですね」とえびす顔。

 吉川の打率上昇には「ねぇ、チーム打率を超えたね(笑い)。やっぱりチーム打率よりレギュラーが低いというのはね。チーム打率を超えたと思うね」とし、2回に3ボールから放った適時打については「サインを見逃したわけじゃないよ」とちゃめっ気たっぷりに目を細めるご機嫌の指揮官だった。

 【吉川尚輝の後半戦打撃結果】
7月22日 DeNA戦(横浜) 4打数2安打1打点 1本塁打
7月23日 DeNA戦(横浜) 5打数2安打2打点 1本塁打
7月25日 阪神戦(甲子園) 4打数2安打0打点
7月26日 阪神戦(甲子園) 5打数2安打0打点
7月27日 阪神戦(甲子園) 4打数3安打2打点
7月28日 中日戦(東京D) 4打数1安打0打点
7月29日 中日戦(東京D) 4打数2安打1打点
※打率.467(30打数14安打)、6打点、2本塁打

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