エ軍・ネビン監督 前日けいれんで途中交代の大谷と試合前に会話「立ち上がり、100%だと言っていた」

[ 2023年7月29日 09:02 ]

ア・リーグ   エンゼルスーブルージェイズ ( 2023年7月28日    トロント )

エンゼルス・大谷翔平(AP)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(29)は28日(日本時間29日)、敵地で行われたブルージェイズ戦に「2番・DH」で先発出場。第1打席で2戦連発となる39号の先制ソロを放った。

 初回、相手先発のエース右腕・ガウスマンが投じた初球、内寄りの直球をとらえて右翼席へ叩き込んだ。両リーグ通じて本塁打トップを独走する打球速度103・5マイル(約166・5メートル)、飛距離397フィート(約121メートル)の一撃に、敵地はどよめきが起きた。2試合をまたいでの3打席連発は初。これで年間60発ペースとなった。

 ガウスマンは今季7勝5敗、防御率3.18で奪三振数はア・リーグトップの162。過去の対戦成績は、20年と21年に対戦し、通算6打数無安打4三振だった。

 前日27日(同28日)は、敵地デトロイトで行われたタイガースとのダブルヘッダー第1試合で111球を投げ、メジャー初完封。

 その45分後の第2試合に「2番・DH」で先発出場。2回の第2打席で3試合ぶりとなる左越え37号2ラン、4回の第3打席で右中間への38号ソロと2打席連発の離れ技を見せた。

 一方、38号を放ったスイングの直後に左手で左腰、脇腹付近を押さえ、表情をゆがめる仕草も。その後、4打席目の7回の先頭打者で代打を送られ途中交代。球団は交代理由について特定箇所を明らかにせず「けいれん」と発表した。

 ブルージェイズ戦前、フィル・ネビン監督は「翔平はただ筋肉がけいれんしただけ。疲れてはいない。睡眠時間は誰にもわからない。気分は良さそうだった。今朝、彼と話した。彼は立ち上がり、100%だと言った」と問題なしを強調。「(けいれんしたのは)背中だけではなかった。気温が高く、昨日の運動量を考えると仕方ないこと。彼は自分の体のことを誰よりもよく知っている。彼が何をするか心配する必要ない」と述べた。
 さらに「もし、彼が守備についていたら話は違ってくると思う。守備についていないからこそ、9回のマウンドにも上がることができた。もちろんそれは大変なこと。他の誰にもできない。彼のやることはすべて、これまでに見たことのないもの。彼のやることはすべて衝撃的」と語った。

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