大谷翔平 初の2戦またぎ3打席連発39号!衝撃初球先制ソロ、60発ペース 伝説のダブルから一夜明け

[ 2023年7月29日 08:09 ]

ア・リーグ   エンゼルスーブルージェイズ ( 2023年7月28日    トロント )

初回、先制39号ソロを放った大谷(AP)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(29)は28日(日本時間29日)、敵地で行われたブルージェイズ戦に「2番・DH」で先発出場。第1打席で2戦連発となる39号の先制ソロを放った。

 初回、相手先発のエース右腕・ガウスマンが投じた初球、内寄りの直球をとらえて右翼席へ叩き込んだ。両リーグ通じて本塁打トップを独走する打球速度103・5マイル(約166・5メートル)、飛距離397フィート(約121メートル)の一撃に、敵地はどよめきが起きた。2試合をまたいでの3打席連発は初。これで年間60発ペースとなった。大谷は7月中に39号に到達。過去50年間で8月以前に39本以上に到達したのは、1998年のケン・グリフィー・ジュニア(41本)、2022年のアーロン・ジャッジ(42本)の2人だけだった。

 ガウスマンは今季7勝5敗、防御率3.18で奪三振数はア・リーグトップの162。過去の対戦成績は、20年と21年に対戦し、通算6打数無安打4三振だった。

 前日27日(同28日)は、敵地デトロイトで行われたタイガースとのダブルヘッダー第1試合で111球を投げ、メジャー初完封。

 その45分後の第2試合に「2番・DH」で先発出場。2回の第2打席で3試合ぶりとなる左越え37号2ラン、4回の第3打席で右中間への38号ソロと2打席連発の離れ技を見せた。

 一方、38号を放ったスイングの直後に左手で左腰、脇腹付近を押さえ、表情をゆがめる仕草も。その後、4打席目の7回の先頭打者で代打を送られ途中交代。球団は交代理由について特定箇所を明らかにせず「けいれん」と発表した。試合後、ネビン監督は「彼は大丈夫。水分を摂って、きょうはしっかり寝ることになる。問題ない」と軽症を強調。大谷は休まずに先発出場を果たした。

 トレード期限の米東部時間8月1日午後6時(同2日午前7時)が迫る中、タイガース第1戦を前に大谷の残留が決定。ホワイトソックスから2桁勝利4度の通算59勝右腕・ジオリト、救援右腕・ロペスを補強して9年ぶりのプレーオフ進出へ本気度の高さを見せた。この日はジオリトが早速移籍後初先発を果たした。

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